どうもこんにちわ。
タクミです。
炊飯器の種類が多すぎて、どうやって決めたらいいのか分からない!
そうなんです。
最近の炊飯器はメーカー・種類などが
多すぎて、 何を買っていいのか分からなくなる傾向があります。
更にネット情報を見ても、
(輪をかけて)情報が錯綜しており
どうしていいのか分からなくなるばかり・・・。
そんな悩みに対する、当ブログの結論はこれです。
まずは各メーカーの内釜を徹底比較してみよう!
情報量が多すぎる場合は、
細分化して一つずつ理解していくのが定石。
では早速参りましょう!
- 炊飯器を購入する際、内釜を確認するべき3つの理由
- 薄さや軽さを重視なら、パナソニック『ダイヤモンド竃釜(かまどがま)』
- 高級志向で選ぶなら象印 『豪炎かまど釜』
- 土鍋の炊き上がりを自宅で再現!TIGER 『プレミアム本土鍋』
- かまど炊きの美味しさを徹底追求!東芝 『備長炭 かまど本羽釜』
- 固めで粒が立つ炊き上がり 三菱 『本炭釜 KAMADO 羽釜タイプ』
- 各メーカー炊飯器の内釜を徹底比較!炊き上がり・コーティング・米研ぎの可否 まとめ
炊飯器を購入する際、内釜を確認するべき3つの理由
まずは比較に入る前に、炊飯器における内釜の重要性をまとめてみます。
① 日々の取り扱いは、内釜が中心となる
毎日、ご飯を炊く際に
必ず触ることになるのが内釜。
洗い物に必ず含まれるのも内釜。
その際に重かったり、手触りが合わなかったりすると
毎日の積み重ねでストレスを感じる可能性があります。
今回の記事では、
内釜の重さや取り扱い易さにも注目して、
内容をまとめております。
② 釜の特徴を押さえることで、各メーカーの特性が分かる
付加機能に目を向ける前に、
「釜の特性を理解する」のが、炊飯器を選ぶ際のポイント
と言えます。
各メーカーの釜をしっかり理解することで、
炊き方や、
その他の付加機能が理解しやすくなり、
各メーカーの特性を正確に把握できます。
(量販店に出向くと、店員さんも内釜の説明から入ることが多い)
③ 金額の違いも、ほぼ内釜によって決まっている
各メーカーの上位機種と、
その他の機種の価格の違いは、
ほぼ内釜によって決まっております。
内釜を把握することは、
上記機種とその他の機種との差を理解することに繋がります。
そこから付加機能の必要性を検討することで、
実際に購入すべき炊飯器のモデルが絞られてきます。
(以上の3点は、自分が実際に炊飯器を購入した際の
経験や、家電量販店スタッフからの話に基づいて説明しております。)
我が家が購入した炊飯器や、各メーカーのレビュー記事はこちら
では各メーカーの炊飯器の内釜の詳細を
説明していきます。
薄さや軽さを重視なら、パナソニック『ダイヤモンド竃釜(かまどがま)』
パナソニックの上位機種に使われている内釜はこちら。
【 Panasonic ダイヤモンド竃釜 ダイヤモンドプレミアムコート 】
ダイヤモンド竃釜の特徴はこちら。
① 優れた熱伝導(熱伝導に優れた純アルミを採用)
② 高発熱層のパワフルステンレスにより、理想的な発熱性を実現
③ 蓄熱性が高く、無駄な放熱を抑え、米の芯まで熱を伝える
更に内釜での洗米も可能と公言している、数少ないタイプ。
(優しい手洗いが基本。泡立て器などはNG)
内側のコーティングは二種類あり、
最上位機種が『ダイヤモンドプレミアムコート』
(釜保証期間 購入日から5年間)
次点の機種は『ダイヤモンドハードコート』
(釜保証期間 購入日から3年間)
自分も、現在パナソニックの炊飯器を使用してますが、
決め手は、内釜の取り扱い易さ。
他メーカーよりも、薄くて軽く、取り扱いがしやすいのが特徴。
- 他メーカーよりも、薄くて軽い
- 内釜にて洗米可能
(ただし、釜の傷つきを防ぐ意味では、別途の洗米を推奨)
- 最上位機種は、底面ディンプル加工により、対流を活性化
(SR-VSX8シリーズのみ)
パナソニックは、このダイヤモンド竈釜にて
主力機種を揃えており、
『ダイヤモンド竈釜 + Wおどり炊き』
で上位機種は統一。
ふっくらと甘く、柔かめの炊き上がりが期待できます。
(個性という意味では、他のメーカーの方がオリジナリティは感じる)
オススメのダイヤモンド竈釜 搭載炊飯器
①【 Panasonic炊飯器 SR-VSX108(最上位機種)】
[2018.11.12 Amazon 価格73,864 円]
②【 パナソニック SR-PW108 】
[2018.11.12 Amazon 価格37,650 円]
廉価モデルは、ダイヤモンド銅釜。
【 パナソニック ダイヤモンド銅釜 】
使用している素材により、熱効率は落ちる傾向。
(搭載している IHヒーターの数も関係してくる)
放熱を抑える機能もダイヤモンド竈釜より劣り、
米の芯まで熱を伝える能力が下がる。
炊飯器は、熱の伝わり方が生命線なので、
より美味しいご飯が食べたいのなら、
先ずはダイヤモンド竈釜を選び、余計な付加機能を削っていく選び方がオススメ。
Panasonic炊飯器 一覧ページをチェックしてみる
→【Amazon】Panasonic 炊飯器 一覧ページへ
ダイヤモンド竈釜搭載の機種レビュー記事はこちら。
高級志向で選ぶなら象印 『豪炎かまど釜』
【 鉄 くろがね仕込み 豪炎かまど釜 】
豪炎かまど釜の特徴はこちら。
① IHと相性が良い「鉄」素材をアルミとステンレスの間に搭載
② 高い蓄熱性・発熱効率・熱伝導を実現
③ 内釜の内面には、「うまみプラス」プラチナコートをコーティング
(ご飯の甘み成分と旨味成分を引き出すことに成功)
④ 熱を逃がさないよう、釜のふちに厚みがある設計
実際に触った感触は、ずっしり感があり、
高級感を味わえる作りとなっている。
こちらの釜の保証期間は5年間。
象印は、以前メーカーごとの機種の食べ比べなどで
もっとも評価が高かったこともあり、
実績・信用度では抜群と言える。
他メーカーにない強みはこれ
- 炊き上がった、米のツヤ・弾力に定評あり
- 甘みと粘りが強い炊き上がりが狙える
- 独自の炊き上げ方法(炎舞炊き)の効果も加わり、
より洗練された均一の炊き上げを実現
気になる点も挙げておきます。
- 高級感がある一方で、やや厚みと重さが気になる
- 現在、最上位機種(NW-KAシリーズ)にしか搭載されてない
- 洗米可能とは公言していない
釜の取り扱い易さという面では、若干見劣りがするのは否めない。
(壊れやすい土鍋や炭釜ほどではないが、重量が気になるところ)
豪炎かまど釜が、最上位機種にしか搭載されていないのも
選択の幅という面ではマイナス要素。
【 象印 炎舞炊き 豪炎かまど釜 NW-KA10 】
[2018.11.12 Amazon 価格96,558 円]
他の機種では、極め羽釜、もしくは豪熱羽釜が主力。
【 象印 南部鉄器 極め羽釜 】
「広くて浅い羽釜」が美味しく炊くための形という触れ込みで、
熱を逃がしにくいという強みを持っている。
浅い内釜なので、取り扱い易さの面では、
上位機種より優位に立てるという長所もある。
① ヒーターが羽に密着して加熱することで、炊きムラを抑える
② 空気断熱層の働きにより、蓄熱効果が高い
③ 南部鉄器の熱伝導率の高さ
(IHヒーターとの相性の良さが抜群)
残念な点は、金額面。
極め羽釜シリーズの購入代金で、
パナソニックのダイヤモンド竈搭載の上位機種を購入可能。
- 極め羽釜搭載の機種であれば、
他メーカーの上位機種も十分買える金額設定
保証期間は3年間となっている。
【 象印 極め羽釜 NW-AS10-BZ 】
[2018.11.12 Amazon 価格 69,080円]
【 鉄器コート 豪熱羽釜 】
こちらも羽釜シリーズ。
極め羽釜と同じく、側面からの熱伝導にこだわっており、
熱を受け止めるステンレスの羽に「胴リングWヒーター」が接近。
釜内に効率よく熱を伝えることができる。
豪熱羽釜搭載の機種は、上位機種と比較すると
お買い得な場合が多いので、
「象印ブランド + 金額重視」であれば選択するのもアリ。
【 象印 豪熱羽釜 NW-JT10 TA 】
[2018.11.12 Amazon 価格43,494円]
こちらも保証期間は3年間。
土鍋の炊き上がりを自宅で再現!TIGER 『プレミアム本土鍋』
【 タイガー プレミアム本土鍋 四度焼き】
土鍋による炊き上がりを追求した結果、
メーカーのオリジナリティという意味では唯一無二といったところ。
おこげが好きな人は、本土鍋を選ぶ選択はアリ。
ただ、毎回だと少し食感等を重く感じるという
感想もあるので注意が必要。
最初だけの感動に終わらせないように、
自分の家に本当に土鍋型の炊飯器が必要なのか
一考の余地はあるように感じます。
ポイントはこちら。
炊きたてご飯を食すのであれば、トップクラスの仕上がり。
内蓋似寄り、加熱時には不要な水分を飛ばし、
保温時には水分の膜を張りしっとり保温可能
(保温機能面はデメリットにも記載あり)
釜内での洗米可能も魅力的
(カタログ参照)
ただ、家電量販店の店員は口を揃えて
こんな意見を言ってました。
土鍋は保温機能が弱い!
時間が経つと味の劣化を激しく感じる
という意見が多かったのが現実。
(冷やご飯で食べると食感が重いというレビューが目立つ)
タイガーの炊飯器の商品名が
『THE炊きたて』となっているのも納得。
- 時間が経つと味が劣化しやすい
(家電店員の意見・レビュー参照の上) - 本土鍋なので重量や厚みがあり、取り扱いには難あり
(破損したとのレビューあり) - 耐久性の問題より、内釜の保証期間が他メーカーより短い
(フッ素加工コーティングのみ1年保証。製品によっては3年保証)
内釜保証期間は1年間と、耐久性の問題からなのか短い。
(コーティング以外の破損は保証外)
最上位機種とほぼ同スペックの、オススメ品はこれ。
【 TIGER 本土鍋 四度焼き JPH-A100 】
[2018.11.12 Amazon 価格47,458 円]
TIGERの最上位機種も見てみる
→【Amazon】タイガー炊飯器 THE・炊きたて JPG-X100 詳細ページへ
土鍋のご飯が食べたい!だけど釜の扱いやすさも重視したい!
ということであれば、土鍋コーティング釜も
選択肢として入ってきます。
【 TIGER 土鍋コーティング内なべ 】
本土鍋と比較すると、取り扱いもしやすい内釜。
釜内の上部と下部で生まれる温度差により、
対流が促進され熱を均一に伝えることが可能。
また、土鍋コーティングにより、
土鍋に近い細かい泡立ちが発生。
より熱を確実に米に伝えることが可能。
本土鍋ほどではないにしろ、
土鍋に迫る炊き上がり方を実現。
ポイントはこちら。
① 本土鍋より取り扱いがし易い
② 金額も比較的、お買い得品が多い
ただ、個人的には、土鍋にこだわるのであれば
本土鍋の方が、後々後悔しない気もします。
(この辺りの判断は、分かれそうかなと。)
【 TIGER 熱封土鍋コーティング JPC-A102-WE 】
[2018.11.12 Amazon 価格 38,771円]
かまど炊きの美味しさを徹底追求!東芝 『備長炭 かまど本羽釜』
ポイントはこちら
① 高さによる空間を作ることで、連続加熱・連続沸騰を実現
(大量の旨味成分を発生)
② 溶湯鋳造製法による羽で、大火力による熱を閉じ込める
③ 釜の底の丸みにより、激しい熱対流を発生させる
(米の一粒一粒に熱を素早く行き渡らせる)
釜の存在感でいうと、他メーカーよりはインパクトに欠けるけれど、
しっかり独自コンセプトを作り込んでいるのは魅力的。
フッ素加工により、釜内での洗米可能と公言している。
本羽釜による炊き上がりは、
柔らかく、粒感や甘みを十分引き出せるというレビューあり。
(ただ全体的に、バランスが整いすぎているという意見も多い)
本羽釜というだけあり、多少の重量感を感じる作り。
また、東芝の独自の売りとして
真空保温機能を搭載。
炊き上がった米の水分の蒸発を抑えてくれ、
白米なら最大40時間の保温に耐えるのは独自の売り。
(保温機能なら、真空保温の東芝は家電量販店でも一押し)
欠点としては、保温以外の尖った性能が無いことに加え、
総合力としてのまとまりは、パナソニックに及ばないイメージ。
釜のインパクトには(正直)欠けるけれど、
保温機能に魅力を感じられるかどうかが重要となる。
【 東芝 かまど本羽釜 RC-10ZWL 】
[2018.11.19 Amazon 価格72,900 円]
固めで粒が立つ炊き上がり 三菱 『本炭釜 KAMADO 羽釜タイプ』
【 三菱 本炭釜 KAMADO 羽釜タイプ 】
(三菱に関しては、本体のデザイン性も強み)
三菱本炭釜 KAMADO 羽釜タイプのポイントはこちら
① 高純度の炭ブロックを、職人が一つ一つ手作業にて仕上げる
② 炭がまるごと発熱体となるので、内釜全体が一気に発熱
③ 炭ならではの遠赤効果で、米の芯までしっかり火が通る
④羽釜形状による、上部空間を確保したことで連続沸騰が可能
(東芝の本羽釜と同じ考え方)
正直、三菱に関しては、釜の特性よりも特筆すべき内容が一つ。
圧力機能が(あえて)付いていない!
粒感を立たせる&固めの食感を追求するため、圧力機能が非搭載。
(圧力を加えると、甘くてもちもちした食感となる)
これは三菱独自の試みで、
他のメーカーの主力商品は、全て圧力を加えて炊き上げる方式。
レビューでも、固めのご飯を炊きたいという一点で、
三菱のKAMADOを選択している方がほとんど。
ただし、内釜の取り扱い易さでいうと、
本土鍋と並んで、扱いにくい一品。
炭がメインのコンセプトのため、
従来の金属とは異なる作りで耐久性はイマイチ。
(実際レビューで落として割ってしまったという投稿確認)
【三菱 本炭釜 KAMADO 羽釜 NW-AW108】
[2018.11.12 Amazon 価格 58,000円]
固めの炊き上がりを絶対条件とするなら、
オススメできる炊飯器だと思います。
【 本炭釜 ノーマルタイプ 】
こちらは、羽が付いてない『本炭釜KAMADO』
羽が付いてない分、連続沸騰などの強みはなく、
熱の伝え方は若干劣る。
またデザイン性も普通。
正直、強みがあまり感じられない商品だと。
当ブログでは、三菱を選ぶなら、
羽釜タイプの最上位機種をオススメします。
三菱炊飯器の詳細をチェックしてみる
→【Amazon】三菱 炊飯器 一覧ページへ
各メーカー炊飯器の内釜を徹底比較!炊き上がり・コーティング・米研ぎの可否 まとめ
各メーカーの炊飯器・内釜の特徴等のまとめはこうなりました。
(3人〜5人世帯を想定した5.5合炊きで商品リンクは統一してます)
取り扱い易さを含めた総合力は、
パナソニックのダイヤモンド竈釜。
(こちらの機種が金額含め、当ブログ一押しの炊飯器)
【 パナソニック ダイヤモンド竈釜 SR-PW108 】
[2018.11.12 Amazon 価格37,650 円]
パナソニックの最上位機種はこちら。
【 ダイヤモンド竈釜 プレミアムコート SR-VSX108】
[2018.11.12 Amazon 価格73,864 円]
高級感と安定した炊き上がり。
予算が許すなら、迷わず象印最上位機種。
【 象印 炎舞炊き 豪炎かまど釜 NW-KA10 】
[2018.11.12 Amazon 価格96,558 円]
お焦げなどを自宅で楽しむのが
絶対条件ならTIGER 本土鍋。
(本土鍋の取り扱い辛さや金額考慮の上で、土鍋コーティング型もアリ)
最上位機種とほぼ同スペックの
お買い得品はこちら。
【 TIGER 本土鍋 四度焼き JPH-A100 】
[2018.11.12 Amazon 価格47,458 円]
TIGERの最上位機種も見てみる
→【Amazon】タイガー炊飯器 THE・炊きたて JPG-X100 詳細ページへ
保温機能も含めたバランス型であれば
【 東芝 かまど本羽釜 RC-10ZWL 】
[2018.11.19 Amazon 価格72,900 円]
固めの炊き上がり・炊飯器のデザイン重視なら
三菱『本炭釜 KAMADO 羽釜タイプ』
【三菱 本炭釜 KAMADO 羽釜 NW-AW108】
[2018.11.12 Amazon 価格 58,000円]
ということで、炊飯器の内釜徹底比較の記事はここまでです。
更に各メーカーの最上位機種や次点の機種の詳細を知りたい方は、
こちらの記事をどうぞ。
この記事が、あなたの炊飯器選びに
少しでも役立てば幸いです。
また更新していきます。
そんじゃ、またね!
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