タクミの帰宅塾

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キャラの理想的な成長こそがヒットの要因!『からくりサーカス』の才賀勝に学ぶ、正しい成長の在り方

どうもこんにちわ。

タクミです。

 

最近、テンションが上がらない日は、

こう考えるようになりました。

 

 

やる気が出ない時こそ、人の表現物に触れてみよう!

 

 

でもってアニメや映画、漫画等に触れる時間を増やしていた最近、

一番自分の人生に刺激をもたらしたのが、この漫画です。

 

からくりサーカス 完全版】

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※完全版は毎月2冊販売。全26巻刊行予定。

(2018.11.10現在は4巻まで販売中!)

 

からくりサーカス

 

藤田 和日郎先生(代表作:うしおととら)の名作。

現在、テレビアニメも絶賛放映中。

 

karakuri-anime.com

 

からくりサーカスとは?】

 

からくりサーカス』は、藤田和日郎による日本漫画作品。
週刊少年サンデー』(小学館)にて1997年32号から2006年26号にかけて連載された。単行本は全43巻。仏名は『Le Cirque de Karakuri』。 

莫大な遺産を相続して親族から狙われた少年・才賀 勝(さいが まさる)を守るために戦う拳法家の青年・加藤 鳴海(かとう なるみ)人形遣いの女性・しろがねの数奇な運命を描く。
鳴海との別れをきっかけに物語は2つに別れ、勝としろがねは潰れかけのサーカスに身を置き、鳴海は人類に仇なすからくり人形との闘いに巻き込まれる。そして、全く異なる2つの物語は交錯しながら一つに収束していく。

引用元:からくりサーカス - Wikipedia

 

アニメ放映開始をきっかけに、再度読み直している最中。

 

 

この漫画のポイントは二つ。

 

① 主人公と呼べるキャラ3人の圧倒的な成長劇

 

② サーカスというタイトル通り、終盤のアクロバティックなストーリー展開

 

 

巨大なからくり人形を手繰る人々の

各人の思惑を巡り、戦い・傷つき・時には失う悲しさを描きつつ、

大切なものを取り戻していく伝説的コミック。

 

今回は、内容のネタバレは極力無しの方向で、

からくりサーカス』が王道漫画として素晴らしい理由

 

またこの漫画のポイントでもある

「成長」

という言葉についても思いつくまま、書き起こしてみようと思います。

  

では参ります!

 

 


 

 


正しい熱血・根性論は少年漫画から学べる

 

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(燃えすぎパターンは大体、一発屋か出オチとなる可能性が高いので注意が必要) 

 

正しい王道漫画の在り方は次の通り。

 

・ 主人公が回を追うごとに成長していく(プラスの法則 )

 

・ 敵キャラも強くなり、ある意味成長していく(プラスの法則)

 

・ 各キャラが必殺技とも呼べる個性を兼ね備えている(キャラ立ち)

 

・ 主要キャラが過去に影を背負っている(コントラスト理論)

 

・ 倒すべき敵キャラは、本当に悪い奴(勧善懲悪・水戸黄門理論)

 

 

プラスの法則の詳細は、荒木飛呂彦先生の漫画術に関する過去記事でどうぞ

www.takumiate.com

 

王道ルールに沿ってストーリーを紡ぐのか、

変化をもたらすために破壊するのかは

表現者の腕の見せ所。

(自分は王道漫画がやはり好きですが・・・。)

 

 重要なポイントは、

 

「常に成長していく」

 

という一見安易に見えるけれど、

人生の核心を突いているとも言える内容。

 

 

人はどうやったら成長し続けられるのか?

 

 

からくりサーカスの主人公、才賀 勝(さいがまさる)を例に挙げて

正しい成長の在り方と、対比として、

成長できない人間の特徴を考えてみます。

 


自分の人生は自分で決める!自立する覚悟こそが、成長の特効薬である 

 

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他人の物差しで生きることのリスク

 

人生において、成長できない人間の特徴はこんな感じかと。

 

  • 他人と比較をしてやる気を失う

  • 他人を決して評価せず、自分を大きく見せようとする
    (自分のあるがままを認められない成長不全)

  • マジョリティである、その他大勢と群れる
    (自分自身による価値観の構築ができない)

  • 他人に自分の価値観を押し付ける欺瞞

 

 

要は、 他人の物差しによる、他人のための人生を生きていると

成長できない可能性が高いと言えます。

 

理由はこう考えられます。

 

 

他人は自分の人生の責任をとってくれない!

 

 

他人は、他の人間の人生に対して無責任であるからこそ、

他人であると言えます 。

 

祖父・祖母が孫を可愛がるだけの存在であるのも同じ理由

 

そもそも他人に対して、過度な期待を持つ、

もしくは自分の価値観を押し付ける行為自体が無駄と言えます。

 

 

強さとは、自分の人生の責任を自分で背負う覚悟!

 

 

本当の意味での自立をする覚悟があるかどうか。

 

自立こそが、成長する力を引き出すと言えます。

 

では、『からくりサーカス』の主人公の才賀勝について

掘り下げて考えてみましょう。

 

才賀 勝という正しい熱血を持つ男

 

(完全版2巻 第23幕 『勝入場』の回より写真拝借)

 

 才賀 勝のプロフィールはこんな感じ。

 

・ 小学5年生

 

・ 財閥 才賀家の跡取り(当主の愛人の息子)

 

・ いじめられっ子

 

・ 笑顔が素敵

 

・ 運動音痴で、いじめられっ子。

  

ある日、勝の父親が交通事故により死亡する。

 

父親が亡くなった際に残した遺書により、

突如、才賀家の莫大な資産を相続することになった勝。

 

しかし、愛人の息子である勝一人に資産が集中することを

面白く思わない才賀の一族たちが、各々の欲望を満たすため刺客を送り込む。

 

この時の騒動を巡り、加藤 鳴海という中国武術の使い手、

そして謎の金髪の美人、シロガネと出会い影響を受け成長していく勝・・・。

 

 

このコミック内における、

才賀 勝の成長速度には目を見張るものがあります。

 

 

漫画だからそういう設定なんだよ?

 

 

そんな野暮なことを言ってしまう人間に対して、

少しでも勝の凄さが伝わるように、下記のような特徴をまとめてみました(笑)

 

【成長できる人間、才賀 勝の特徴】

 

(完全版2巻 第20幕 『疾走』より 殺し屋顔負けの計算力と決断力を見せる勝)  

 

  • 地頭がよく、数字的知性に長けている
    (先を見通した行動がとれる)

  • 置かれた環境でベストを尽くす
    (生きる覚悟)
  • 自分がまず動くことで、環境を変えていく力
    (行動力)

  • 人の本質を見抜く力
    (情報を鵜呑みにしない批判的思考)

  • 異常なまでの観察力
    (情報に対するアンテナの高さ)

  • まずは人に何かを与える姿勢
    (ギバーとしての天性)

 

そして、自分の命すら狙われる不幸な状況により、

一種の生きることに対する飢餓感も獲得。

 

遺産相続にまつわるトラブルや事件を経て、

本当の意味での自分の人生を生きることを決意する勝。

 

その決意をした瞬間に、行動も大きく変わり、

主体的な人生の第一歩を歩み始めます。

圧倒的な成長の始まり

 

また、これらの特徴の多くは、

実は、不幸な環境による影響とも言えます。

 

批判的思考・観察力・飢餓感などは、恵まれない環境によって

培われる能力と言っても過言ではありません。

 

ここでの重要なポイントは

 

 

全くもって幸福と呼べない環境だからこそ成長できている
(もしくは成長できる可能性を秘めている)

 

 

という、いたって現実的な事実。

 

その不幸とも呼べる環境に対して、

生きることへの飢餓感を持ち、自分を変えることに成功した人間

成長曲線の軌道に乗り、成長し続けることが可能となります。

 

この不幸という言葉は少しネガティブなので、

こう言い換えてみましょう。

 

 

不幸を認識できる能力 = 正確な客観性 

 

 

以上の内容を踏まえると、

 

「人間が大きく成長する要因」

 

は、こうまとめられます。

 


結論:現実を直視できる客観性こそが、成長の恩恵をもたらす

 

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(ブログを書くことで現実逃避をしている管理者タクミ)
 

  

幸福ですと胸張って言える人間は、

そう多くはいないものです。

 

そして、満たされないという心境に立たされると

人間がとる行動は次の二つと考えられます。

 

① 価値観を無理矢理にでも、自分の環境と合わせる

(金がない→清貧思想→金が汚いものである 等)

 

② 価値に見合う人間になるべく、自分が変わる努力をする

(金がない→自分が稼げる人間になろう→価値を与えられるよう努力 等)

 

どうしようもない状況というのは存在するので、

①の価値観の転換も止むを得ないことも理解できますが、

成長という意味では、②の選択肢が正解と言えます。

 

そして、自分が変わる努力を選べる人間は、

得てして、

自分の置かれている環境や立場を、深く理解できているものです。

 

 

「価値観を変えるのか、自分が変わるのか?」

 

 

常に主体的な行動を心がけたいものだなと

僕自身も常々考えております。

  


からくりサーカス』の才賀勝に学ぶ、正しい成長の在り方 まとめ

 

ということで、今回の記事のポイントはこちら。

 

  • 確固たる自立こそが成長を促す
    (自分のための人生)

  • 不幸な環境は成長できるチャンスでもある

  • 自分の立場をキチンと客観視できる能力は成長に不可欠

  • 人は意識していないと、価値観を環境に合わせてしまう
    (自分が変わる努力の放棄)

 

今回は成長というキーワドで記事をまとめてみましたが、

漫画に限らず良質な表現物って、

人の心を大きく揺さぶる力がありますよね。
それが正の方向にしろ、負の方向にしろ

 

煮詰まってたり、何も発信する気が起きない時は

人が作ったものに触れてみると、やる気が触発されて、

物事が進む場合なども多い気がします。

 

今回紹介した 『からくりサーカス』は、 主人公の才賀勝以外にも、

熱く共感を呼ぶキャラクターが 多く登場し、

 

(不覚にも) 泣けてくる様な感動シーンも多いので

冷めてしまった大人の心に火を点けるには、 うってつけの作品だと思います。

 

 (完全版一巻 第9幕 『才賀屋敷』 誘拐された勝を助けにいく しろがね(左)・加藤 鳴海(右))

 

最近熱くなってないな、面白くないなと

感じがちの人は是非、手にとって読んで頂きたい漫画となっております。

 

 

昔読んでたけど、面白かったよね!

 

 

そんな(好感が持てる)人は、

是非アニメもチェックしてみてくださいませ。

 

karakuri-anime.com

 

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この記事を通じて、

からくりサーカス』の面白さが少しでも

伝われば幸いです。

 

 

長文最後までお読み頂き、ありがとうございます!

 

 

また更新していきます。

そんじゃ、またね!

 

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