タクミの帰宅塾

基本的に、はやく家に帰りたい会社員が見た社内における諸々をユーモア交え書いてます。検索ワード 時間効率 仕事 読書 ビジネス なんかを想定してます。

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パワハラの壁は越えられるのか?佐藤優氏著書「知性とは何か」と共に、パワハラ上司の対策について考えてみる。

 

どうもこんにちわ。

タクミです。

 

タイトルにもありますが、パワハラされるのって本当にキツイですよね・・・。

僕も最近そんな一件がありまして、色々考えさせられたのです。

 

そこで、本日は、佐藤優氏の著書

 

「知性とは何か」

 

を手がかりに、パワハラの壁を越えられるのか?

そもそも越える必要はあるのか?

 

考えていきたいと思います。

 

パワハラの壁は勝手に作った造語です。

(解決に導く難しさをイメージしてもらえれば有難いです)

 

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まずは本のキーワード、反知性主義という言葉を考えてみる

 

反知性主義という言葉の、元々の意味を要約すると

 

「エリートや権力と手を結んだ、知性主義に対する反発

 

まあ、簡単に言うと

 

「知的権威や権力に対して懐疑的な立場をとること。」

 

といったこと・・・なのですが、早速この記事を書く上で問題が。

 

知性主義という言葉が、そもそも日本に馴染まない!(笑)

 

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そもそも日本に知性主義なんていう考え方があるのか?

といった所からスタートしなきゃいけないのです。

 

「しまった。ブログに書く内容じゃなかった・・・。」

 

と意気消沈しそうな僕に対して、さすが佐藤優氏です。

ブログ向き(なんて言ったら怒られますけど)に言葉を要約してくれてます。

 

以下、「知性とは何か」からの引用となります。

 

反知性主義とは、

実証性と客観性を軽視、もしくは無視して、

自分が欲するように世界を理解する態度のこと。」

 

すごく分かりやすい。

 

データや客観的事実を無視して、

 

自分の見たいように世界を見ること = 反知性主義

 

でもって、僕は思ったのです。

 

反知性主義って、バカという意味でも使えるんじゃないか?」

 

本来の言葉の意味とは違うことは、重々承知の上で、

こう言い換えてみます 。

 

自分の欲するがままに生きるため、
現実を無視して、事実関係を歪める人間ってバカだよね?

 

うん。

 

これは、なかなか手応えがあるんじゃないかな? ♪( ´▽`)

更に深く考えていこうと思います。

 


実体験と共に、職場のバカ上司について考えてみる

 

実際の著書の内容は、ナチスドイツや、安倍政権の集団的自衛権についての

事例を挙げて、ハイレベルな反知性主義の論理を展開しているのですが、

 

「ブログ向きじゃない・・・。」(笑)

 

まあ、そもそも反知性主義なんて言葉がブログ向きじゃないんですが、

ここは一つ、分かりやすく、僕の実体験を基に職場の反知性主義者を考えてみます。

 


 

〜あらすじ〜

 

とある金曜日、通常業務外の仕事を勝手に受注してきた挙句、

全部部下のタクミに振ろうとしてきた上司のマグロ課長。

 

意見をソフトに伝えても、全く課長が納得しないので、

二人きりで会議室にて議論する羽目になりましたとさ。

 

(右が上司のマグロ課長、左がタクミこと僕)

 

忙しい忙しい。忙しいから、この仕事頼むわ、チャオ。

 

お待ちくだされ。何がそんなに忙しいのですか?

 

あん?だから忙しいって言ってるだろ。分からねえ奴だな。

 

いや、そう言われても、この仕事は二人で片付けるべきだと思うのですが・・・。

 

・・・てめえ、俺とチーム組みたくねえっていうのか?

 

えっ!?(そんなこと一言も言ってない。)

 

お前が俺をバカにしていることは分かったからな!

 

・・・。(面倒くせえ、無視しておこう) 

 

と、まあかなり割愛してはいますが、概ねこんな感じです。

 

嫌な予感がしながら、その翌週会社に向かうと案の定、他の上司から

 

「マグロ課長が、タクミを辞めさせるべきだと朝から騒いでるぞ!」

 

「えっ?クビ?」

 

急展開(笑)

 

あとあと、色々な人の話を整理すると、まあ事実関係の捏造がひどい。

 

一方的に仕事を断った挙句、暴言も吐いてきた上で、上司に楯突いてきた。あんな奴、客前に出せないから、すぐに辞めさせるべきだ!

 

タクミは会社の文句や、他の人間の悪口ばかり日常から言っている!

 

というマグロ課長の言い分。

 

事実無根。ひどすぎる・・・。

 

その後、僕はしばらく仕事を干されましたが、他の上司に密告するなどの

対処は怠らず、様子を見続けること1ヶ月。

 

幸いにも、マグロ課長が以前にも、訳が分からない主張をした過去にも助けられ、

事実の確認が取れないとのことで、僕は無罪釈放。♪( ´▽`)

 

また、嘘や捏造じみたことも行っていたことが周囲にもバレてしまい、

結果的に、マグロ課長は現在、肩身の狭い思いをしております。

そもそも上司に解雇通知権などはありません。

 

ここで思うことは一つ。

 

自分本位すぎるだろ! 

 

ちなみに、マグロ課長は普段あまり本を読まない、いわゆる体育会系。

 

視野が限りなく狭いのは、前から気になってたのですが、

まさか虚言を用いてまで、人を貶めようとしてくるとは・・・。

 


前述の例から考えるバカの行動パターン

 

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先ほどの例は、かなり極端に感じるかもしれませんが、職場に限らず

ヤバイ奴を一言で説明すると、

 

「自分は一切悪くない!」

 

という主張を繰り返す傾向が多いものです。

 

自分は一切悪くないという主張をする際に、邪魔になる情報や事実に

関しては、捻じ曲げたり、捏造することも厭わない。

 

結論ありきで、話や説教をしてくる人間も同じ類だと言えると思います。

 

変化に対する努力やストレスを全部放棄している結果、こうした言動に

繋がっているのでしょうが、周りはいい迷惑です(汗)

 

では、この上司を反面教師として考えた場合、どのような行動を

心がけるべきか。

 

反省と対策の意味も含め、「知性とは何か」の内容を用いて、

具体的に説明していきます。

 


物事を正しく判断するための3つの要素

 

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佐藤氏は、著書内で、物事を判断するために区別すべき3つの要素を挙げてます。

 

① 事実関係をはっきりさせる

 

まず、本当に起きていることはどういうことか。

相手の発言などは、内容・場所・時間も含めて、正確に把握することです。

 

嘘をつく人間は、平気で過去の言動などを切り貼りして

都合のいい事実を作ろうとしてきます。(マスコミ方式)

 

しかしながら、嘘を突き通すことは困難です。

 

事実を把握しておくことで、必ず矛盾点が生じてきます。

 

人から攻撃されそうな場合、メモをとったり、

場合によっては録音機能も使って必ず攻撃に備えましょう。

 

又、できる限り二人きりなどで話すのではなく、客観的な判断ができる人間を

交えて話をすることで、一方的な捏造などは防げるはずです。

 

可能な限り、周りに協力を仰ぎ事に臨みましょう。

 

それが必ず、自衛するための役に立ちます。

 

② 相手の認識を確認する

 

事実をしっかり把握した後は、

相手がその事実に対して、どのような認識

を持っているか確認することも重要です。

 

その事実に対しての認識は、立場が変われば異なるものです。

 

前述の例であれば、

 

「上司の仕事は部下がやって当たり前。」

 

という認識を持っている相手だということを、再確認することが重要です。

 

そして、一つの物事に対して、複数の認識が生じることを理解することで

自分の思考の幅も広がり、より適切な対応が可能となります。

 

③ 事実と認識に対して、評価を確定させる

 

確認した事実と認識を持って、その上司を評価する立場の人間に最後の

対応を任せましょう。

 

実際は、①と②の進め方を間違えなければ、相手に非があることがおのずと

明らかになるでしょうから、相手が勝手に折れてくることが多いと思います。

 

ただ、関係がこじれるのは間違いないので、頼れる人間と先んじて

打ち合わせ等をして、その後の展開もある程度見据えた上で対処することが

重要かと。

 

又、自分に多少なりとも非があると感じられる場合は、早い段階で

会社に対して非を認めておくことも大切です。

(あくまでも会社に対してです。会社・上司の区別は明確にしておきましょう)

 

その後、他の上司の元で働ける算段をつけておくことがベスト。

 

ただ、職場によっては有能な上司など存在しないケースも多いかと思うので、

割り切って仕事に臨むというスタンスもありかと。

 

あとは頃合いをみて、反撃なり転職するなり。

 

逃げるは恥だが役に立つ」を職場内で実践するのもオススメです。

 


パワハラを経験して、良かったと思えたことを書いてみる

 

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これは完全に僕個人の考えですが、今現在は上司と対決する姿勢をとった事に

満足しております。理由は下記の通り。

 

① 会社の仕事に対して、割り切ることの重要性に気づけた。

 

上司と揉めた時、正直言えば、

 

「こんな人間を上のポストにつけやがって、会社は何考えているんだ?」

 

という怒りが湧いていましたが、落ち着いて考えた結果、

 

「まあ、会社ってそんなもんだよね。」

 

というある意味、クールダウンができるようになりました。

 

組織全般の話ですが、上司は選ぶことができませんし、やりがいがある仕事に

就ける方が確率としては低いのは当たり前だと。

 

幸い、今回のケースでは頼れる上司や、社長がまともな判断をしてくれたので

助かりましたが、こうならない場合もあるだろうとしみじみ。

 

又、今後の自衛のためにも、会社以外の選択肢も探しておかなきゃと思えたのです。

 

② ブログを始めるきっかけをもらえた。

 

会社以外の選択肢の話の延長ですが、まず自分がやれることを発信してみようと

思い、ブログを始めました。

 

副業として選択したのも勿論ですが、まずは自分の好きなことを、

読んでくれる人間を想定しながら書いてみる。

 

これが会社での仕事とは異なる充実感を得られることが分かりました。

 

文章を書くことが、心の平静を保つ手段になっているのも事実ですし。

文章書くのは好きだったんだな、と再確認もできました。

 

まずは、ブログとしての信用度を確立させることに、今集中している最中です。

 

③ 結果的に、ストレスへの耐性が上がった。

 

以前はストレス耐性が低いところがあり、ネガティブなことに遭遇すると、

やる気を失くす傾向があったのですが、パワハラ騒動以降は

逆にやる気を出すことに成功できております。

 

ネガティブな気持ちをやる気へ変える方法は、過去記事参照してもらえれば

嬉しいです。

 

takumino.hatenablog.com

 


佐藤優氏著書「知性とは何か」と共に、パワハラ上司の対策について考えてみる。
まとめ

 

ということで、思ったより長文になってしまった・・・。

最初はパワハラの記事を書く予定ではなかったんですよね。

 

そもそも紹介している本は、全くパワハラ対策の本ではないですし(笑)

 

ただ、この本の重要なキーワードの反知性主義という言葉と、パワハラ上司が

僕の中で勝手に繋がったので、このような記事を書いてみました。

 

この本は、タイトル通り、知性について、著者の深い洞察を持って

書き切っている名著だと思います。

 

まあ、事例を用いての話が多いので、世界史や歴史に苦手意識が高いと

読むのが苦痛になってしまうかもですが・・・。

 

いわゆる面倒臭い人間への対応を考える上で、

僕にとって非常に価値のある本となりました。

 

興味がある方は、リンク貼っておくので是非レビュー等確認してみて

下さいませ。

 

知性とは何か(祥伝社新書)

知性とは何か(祥伝社新書)

 

 

また、更新していきます。

 

そんじゃ、またね。

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