タクミの帰宅塾

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燃え尽き症候群への3つの対策!自己コントロール感を取り戻す【心理・鬱】

どうもこんにちわ。

タクミです。

 

今日のキーワードは、

 

燃え尽き症候群

 

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燃え尽き症候群

一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が、
期待した結果が得られなかった結果、感じる徒労感または欲求不満[2]
慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、意欲を無くし、
社会的に機能しなくなってしまう症状
一種の心因性(反応性)うつ病とも説明される。

 

極度のストレスがかかる職種や、
一定の期間に過度の緊張とストレスの下に

置かれた場合に発生することが多いと言われている。
引用元:燃え尽き症候群 - Wikipedia

 

要は、

 

「仕事におけるストレスと、

自分が要求している成果の釣り合いが取れない」

 

場合に発症する、一種の精神的疾患(鬱)と言えます。

 

一方で、燃え尽き症候群とは無縁に、仕事に熱心に取り組み

成果をだし、幸福感に満ちている人も世の中には多数存在します。

 

さて、燃え尽き症候群になる・ならないの差は、

どこで生じるのでしょうか?

 

また、燃え尽き症候群に対する

対策にも触れていこうと思います。

 

参考書籍は、こちら。

 

では参ります。

 


 

 


燃え尽き症候群の主な原因は二つ考えられる

 

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燃え尽き症候群を考える際に、重要な考え方は

 

① 完璧主義と仕事の成果とのバランス(仕事への適正度)

 

② 親密な人間関係(問題の共有の有無)

 

完璧主義者は往々にして、

仕事に対し高い(もしくは高すぎる)目標を掲げ、

それを実現しようと試みることで、自己充足感を得ようとします。

 

そして、目標が高くなればなるほど

仕事へ割く時間は、増える傾向にあります。

 

また、完璧主義者は、自己のコントロール感を

周りの人間へも適用しようとする特徴があります。

 

1)仕事に従事する時間の増大

2)周囲の人間への(過度な)コントロール感の強制

 

この二つが揃うと、起きる現象として、

人間関係の破綻が考えられます。

機会費用の考え方。代替的損失とも言える。)

 

そういったリスクを冒してまで得たスキルや結果が、

自分の要求レベルに達しない時、人は急速にやる気を失い、

時に鬱的症状を発症することになります。

 

これが燃え尽き症候群バーンアウト)の正体です。

 

しかし、人間関係が破綻していたとしても、

仕事に対する目標を失わずにやり遂げる人も存在します。

 

書籍の内容を引用しながら、

具体例を二人ほど挙げてみます。

 


人間関係が破綻しても、人は仕事に邁進できるのか?

 

打撃の神様 テッド・ウィリアムズの場合 

 

Ted Williams BBall Digest May 1949 raw.jpg

テッド・ウィリアムズ  ウィキペディアより)

 

「偉大な野球選手になる才能を持った子供は何百人といるが、

それを引き出すには、一にも二にも練習あるのみ。」

 

1939年〜1960年にメジャーリーグで活躍した名打者。

 

上記の発言から分かる通り、テッドは練習狂とも言えるほど

野球に対して真剣に取り組む人間でした。

 

本の言葉を借りると、

野球に取り憑かれていた、といった表現が適切かもしれません。

 

 

典型的な完璧主義者と言えるテッド。

 

野球での輝かしい成績とは裏腹に、人間関係は破綻しており、

テッドから求婚された女性が

自分を一番に考えてくれるか尋ねたところ

 

「1番は野球、2番は釣り、3番が君だ。」

 

という返答。

(当然だが、この女性は何度も求婚を断った)

 

こんな調子で、結婚生活も続かず3回の離婚を経験。

三人の子供との関係も最悪な状況。

 

一切の社交術を持たずに野球に邁進した結果の

人間関係の破綻。

 

「幸福な人間関係と引き換えに、

仕事における成功を収めたケース」

 

とも考えられます。

 

もう一人、天才と呼ばれる人間の私生活を紹介します。

 

天才アインシュタインが妻に突きつけた「契約」

 

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アルベルト・アインシュタイン  ウィキペディアより)

 

「私は賢いのではない。問題と長く付き合っているだけだ。」

 

言わずとしれた天才アルベルト・アインシュタイン

 

チャーミングな性格で有名ですが、

やはり思索に費やした時間は膨大なものでした。

 

そして彼にも、妻と子供がいました。

 

 

家族がいても、膨大な時間を研究に費やせるのか?

 

 

答えはイエス

アインシュタインの強みは

 

「自分の気を散らすものを全てしめ出せる能力」

 

そのしめ出す対象には、

(もちろん)家族も含まれてました。

 

当然、結婚生活は壊れていきます。

 

そんな結婚生活の晩年、

アインシュタインが、妻に突きつけた契約の一部を紹介します。

 

・ 服と洗濯物がすぐに使える状態に整えてあること

 

・ 自分の部屋に、定期的に三度の食事を提供すること

 

・ 寝室と書斎の整理整頓。本人以外による机の使用の禁止

 

・ 一切の親しい関係の放棄。

(家で一緒に過ごす・外出・旅行等)

 

結果、結婚生活は破綻。

 

決め手は、アインシュタインの他人行儀な態度、及び若い女性との浮気

 (浮気相手は、アインシュタインに対して感情的見返りは求めなかった)

 

ただし、アインシュタインが残した業績に対しては、

迷惑を被った家族を含め、ケチをつける人間はいません。

 

仕事が天職であれば死に物狂いで邁進できる

 

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この二人の例は、幸せかどうかはともかく、

仕事に対する熱意は失わなかったという共通点があります。

 

なぜこのような行為が可能だったのか?

答えはシンプルです。 

 

二人の共通点は、働くことにおける使命感を持つに

十分な仕事内容だったこと。

(家族よりも重要と思えるほど、没頭できる仕事内容)

 

周りを無視できるほど、夢中になれる内容であれば、

少なくとも、燃え尽き症候群になる可能性は低いと言えます。

(幸福論は置いておいての話です)

 

好きと仕事の関係については、過去記事もオススメです。

www.takumiate.com

 

一方で、退屈と感じる仕事に対しての労働は、

失業状態よりも精神的に負担を与えているという

データもあるそうです。

 

夢中になれない仕事に対して、

我々はどのように考えるべきなのでしょうか?

 


一般人は好き(得意)な仕事でもないのに、夢中にはなれない

 

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完璧主義が先立って、無理矢理頑張ることの悲劇

 

好きな仕事や、得意な仕事。

 

もしくは使命感などを持てる内容であれば

人は死に物狂いで働いても、満足感を得られます。

 

ただし、好きでもなく得意でもない、

やりがいを感じないことを、

無理矢理頑張ることは、悲劇的な結果を生みかねません。

 

しかも、大概の人は天職などには就けませんし、

適職を選ぶということも、難しいのが現実。

 

そこで妥協点を見つけ、仕事における小さな喜びや

仕事以外での生きがいなどを見つけて、

バランスをとって生きていくのが重要となります。

 

しかし、完璧主義者は、その現実を許せません

 

 

やるからには徹底的に理想を目指す!

 

 

(半ば義務感により)好きでもない仕事で高みを目指し、

時には家族を犠牲にしてまで、

会社や社会における名声を求めます。

 

そして、いざ大切な人間関係(はたまた自分の健康)

が破綻した時に、こう思い返すのです。

 

 

仕事を頑張ったことは、果たして正解だったのか?

 

 

その瞬間、急速にやる気を失い、

今までの無茶な努力の反動による鬱傾向を示し、

燃え尽き症候群となります。

 

では、燃え尽き症候群を防ぐにはどうしたらいいのか?

3つの具体的な方法が考えられます。

 


燃え尽き症候群への対策 3つの方法

 

① 適度な休憩 週55時間 労働限界説を意識する

 

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書籍によると、

平均的な人間が、生産的に仕事ができる時間は

 

週に55時間!

 

これが限界であり、55時間を超えると

生産性は急激に下がり、

ストレスを生産するだけに留まるとのこと。

 

そして、残業ストレスによる幸福感の減少は、

お金では埋め合わせが効きません。

残業代による幸福感の上昇より、ストレス生産量が上回る

 

 

好きでもない仕事の、長時間勤務は避けるべき! 

 

 

週55時間の労働ルールを極力意識して、

会社側がそれ以上の労働を強いていくるようであれば、

 

一度、上司と話し合うなり、

タイミングを見て休憩する(時には意図的にサボる)ことを覚えた方が、

結果的に生産的になれるという事実は、押さえておくべきと言えます。

 

② 自己コントロールが可能な領域に力を注ぐ

 

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燃え尽き症候群は、言い換えれば、

 

仕事に対する成果や報酬が、

自分の力の及ばない領域で、決定されることに対する過度なストレス

 

いわば、

 

自己コントロール不能による、無力感が引き起こす症状

 

とも言えます。

 

 

いくら努力しても、何も改善されやしない。やるだけ無駄。そんな気分。

 

 

コントロール不可能な部分にストレスを抱えてても、

いい結果を生み出しません。

 

仕事においては、

自分がコントロール可能な部分に注力する

 

はたまた、

仕事以外で自分の力を注げる環境を作る

 

 

朝から晩まで仕事で、そんな時間は取れるわけがない!

 

 

それは一種の思い込みの可能性が高いと言えます。

  

本当に、それだけの時間を使う価値が

その仕事にあるのかどうか。

 

天職、または適職と言い切れるほど夢中になれる内容なら

没頭してみるのもアリかと思います。

 

しかし、そうでないなら仕事と一線を引くなり、

思い切って転職する可能性も考えてみる。

 

そういった行動も視野に入れて、

自分がとるべき行動を再度検討してみることをオススメします。

 

③ 親密な人間関係は、代えがたいものだと再認識する

 

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米国医師会が、第一線で活躍する医師に対して、

どのように燃え尽き症候群を回避しているか調査したところ

 

「家族や友人と問題を共有すること」

 

と答える医師が多かったとのこと。

 

詰まるところ、

燃え尽き症候群は、鬱状態そのものであると言える状態。

 

問題は一人で抱えるよりも、

信頼のおける人間同士で共有する。

 

そして、間違っても人間関係を壊すような

誤った努力を仕事においてしないこと。

 

会社における評価や上司の言葉よりも、

親密な人間とのコミュニケーションを重視すべき。

 

一種のセーフティ的なコミュニティの確保こそ、

仕事よりも重要な価値があると再認識することが

重要だと言えます。

 


燃え尽き症候群への3つの対策 自己コントロール感を取り戻す  まとめ

 

ということで、今回の記事はここまでです。

 

仕事への価値観という側面が強い記事になったかなと。

 

やりがいを感じない(または感じなくなった)仕事

に対して、どのように自分の中で向き合うのかが、

最重要課題なのだと思います。

 

ちなみに、自分は過去にバンド活動してましたが、

最終的に燃え尽き症候群となり、止めてしまいました。

 

あるバンドに憧れて、かれこれ10年位は活動してましたが

ふと思ったんですよね。

 

 

これって本当に自分が好きなことなのか?

 

 

思い返せば当時から、バンドでライブするより

本を読んで思索している方が好きでしたし、

 

音楽そのものよりも、歌詞を考えている時が

一番幸福感を感じていたなと。

 

 

一度始めたことは最後までやり通さないといけない!

 

 

そんな誤った義務感に縛られて

苦しくなっていたと、今では考えております。

 

 

必死に頑張るだけが人生ではない

 

 

そんな気持ちで、自分をあまり追い込まず、

今後もボチボチやっていこうと思います。

 

また更新していきます。

そんじゃ、またね!

 

 

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