タクミの帰宅塾

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現代人の悩みはコレを読めば即解決!『最高の体調』(鈴木 祐 著)についての内容や感想をまとめてみる

どうもこんにちは。

タクミです。

 

最近、こんな書籍を読了しました

 

【 最高の体調 】

[2019.05.28 Amazon 価格 1,598円 レビュー平均4.3]

 

この書籍は、

人類の進化と現代のミスマッチ

というテーマを主軸に、

 

現代人が日々のパフォーマンスを上げるには

具体的にどうしたら良いのか?」 

を、最新の研究結果等に基づいて

キチンと書き切った名著。

 

(その反面)

エビデンスの内容がかなり斬新なものもあり、

前知識がないまま読み始めると

面食らってしまう可能性もあるのかなと(笑)

 

そこで、今回は

『最高の体調』の概要をまとめつつ、

導入しやすい部分などを

紹介していこうと思います。

 

  • 現代人が体調を崩しやすい理由

  • 炎症の危険性(鬱との関連)
     
  • 漠然とした不安の正体

  • 炎症と不安への対策方法

 

などについて記載しています。

 

では参ります!

 


 

 


そもそも「人類の進化と現代人のミスマッチ」とは?

 

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現代人が病みやすい理由

 

最近体調が思わしくない・・・

 

ストレスが多すぎて頭痛がする

 

などと、お悩みの方も多いかと思いますが

それもそのはず。

 

現代社会に住む我々は、

どうしてもメンタル面が安定しづらく、

ストレスを抱えやすくなる大きな理由が存在します。

 

それが、紹介している書籍のテーマでもある

人類の進化と現代人のミスマッチ

 

(簡単に説明すると)

人類の消化器系の能力や食欲中枢、

はたまた味覚や嗅覚は約200万年に生きていた

古代の狩猟採集民が暮らしてた時代から

大きくは変わっていません

 

要は、カロリーが低い食事に囲まれ

食べ物に有り付けないこともあったような

時代を生きていた祖先は、

 

できるだけカロリーが高い食材を求める

 

ように進化してきたと言えます。

(生命保存の本能)

 

これは狩猟採集民にとっては

最適化されたシステムと言えますが、

 

(例えば現代日本のように)

好きな食べ物を

ある程度自由に食すことができる人間には

ミスマッチなシステムだと考えられます。

 

(食事以外の面でも)人類の祖先のために最適化されたシステムは、現代社会においては数々のミスマッチが生まれている 

 

というのが、今回紹介している

「最高の体調」の内容を

理解する上での大前提となります

(現代人が体調を壊しやすい大きな要因)

 

現代人に多すぎるもの 足りないもの

 

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進化と現代のミスマッチという観点から、

もう少し話を掘り下げていきます。

 

先ほどの食事の話は、

(言い換えると)

現代人は摂取カロリーが多すぎる

という問題だと言えます。

 

一方、

現代人にとって決定的に足りないものは

睡眠や有酸素運動、自然との触れ合い

などが代表例として考えられます。 

 

また現代特有の

「新しい刺激」という概念もあり、

 

例えば、スマホやネット社会(SNS

加工食品の影響や慢性的なストレス

なども現代人の身体に大きな影響を及ぼしています。

 

要は現代社会で生きるということは、

こうしたミスマッチや新しい刺激と共に

生きていくというのが前提となるので、

 

(心身の健康を保つ上で)

自分なりに日常をコントロールするなり、

何かしらの対策が必須であると考えられます。

  


炎症が本当に恐ろしい理由

 

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炎症とは一体なんなのか?

 

風邪引いて頭が痛いし鼻水が止まらない

 

足を擦りむいて、皮膚が赤くなってしまった

 

これらは全て炎症反応の代表的な例だと言えます。

 

炎症反応は体が何かしらのダメージを

負った時に発生するもので、

一種の防御システムとなります。

(生きていく上で必須)

 

ここで重要なのは、

外傷を負った場合や風邪を引いたといった

分かりやすい炎症だけでなく、

 

身体の内部でジワジワと

心身を蝕む炎症反応

 

が起きるということ。

 

(そして残念なことに)

現代人はジワジワと進行する

炎症を体の内部に抱えやすい動物

と考えて間違いありません。

  

内臓脂肪と炎症反応

 

現代人が抱えやすい炎症リスクの

一つに「内臓脂肪」が挙げられます。

 

人体にとっての内臓脂肪は異物でしかないので、

排除しようと人体の免疫システムが作動します。

 

しかし、いくら免疫システムが頑張っても、

内臓脂肪は減ることはありません

 

すると、炎症物質が身体の血管や

細胞を傷つけることになります。

 

(これらの炎症物質をきっかけに)

動脈硬化脳梗塞のリスクが大幅に高まり、

いわゆる「メタボリックシンドローム

と呼ばれる状態が形成されます。 

 

この一点からしても、

現代人には適切な食事や

適度なトレーニング・ダイエットは

欠かせないものだと言えます。

 

血液採取による炎症レベルで分かったこと

 

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先ほどの内臓脂肪の件に限らず、

炎症は身体のあらゆる面に

影響を及ぼすと考えられ、

 

鬱病との関連性も

最近では指摘されています。

 

2017年にカロリンスカ研究所のチームが

約5万人のスウェーデン人男子を対象に

行った健康状態の調査によると、

 

「健康状態が悪い」と答えた人間ほど、

体内の炎症レベルが高かったとのこと

 

その一方で、1989年に行われた

パプアニューギニアで暮らす

狩猟採集民族キタヴァ族の調査活動の一環で、

彼ら220人の血液分析を行ったところ、

 

彼らが脳卒中動脈硬化にかかるケースはなく、

糖尿病の発症率はわずか1%

(日本の糖尿病発症率は約15%)

 

狩猟採集民は先進国の人間よりもはるかに

健康体であることが判明したとのことです

(中長期的な炎症がキタヴァ族には見られなかった)

 

一見、原因不明と思われる体調不良も、

炎症レベルで考えると、連動している

 

という可能性が考えられます。

 

鬱と炎症に関しては

外部サイトでも取り上げられています。

うつ病における脳内炎症の役割の一端を解明 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

 

鬱と炎症に関しては

いくつか書籍も発売されている

ので、気になる方は

チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

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現代人の不安の正体

 

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そもそも不安の存在意義とは?

 

自分、不安症なんですよね・・・。

 

という方もいらっしゃるかと思いますが、

そもそも

「なぜ人は不安を感じるのか?」

を考えてみましょう。

 

(進化論上では、そもそも

人が持つ器官や性質は何かしらの

意味があって生まれたと考えるそうです。)

 

例えば「怒り」であれば、

緊急的な行動や攻撃を

起こすために有用と考えられます。

(子孫や部族を残すために必要)

 

そして肝心の「不安」に関してですが、

(書籍内の表現をそのまま借りると)

未知のものに対する危険を知らせるアラーム

であると考えるのが妥当とのこと。

 

目の前の見たことない植物等を食べても

いいのかどうか判断に迷っての不安

 

(はたまた)

 

まだ外敵が奥に潜んでいる可能性に

対する不安など

 

は、まさしく

「未知への危険性に対するアラーム」

だと言えます。

 

不安は「種の保存や繁栄」の観点から、

ポジティブな感情よりも重要性が

高かったと考えられるのです。

 

アラームが発達したから

未知への危険に対処できるという考え方

 

現代人はアラームの誤作動が激しい

 

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ただし、

 

この「不安」というアラーム機能は、

目の前の危険に対しては

キチンした働きを示しますが、

 

遠い未来への危険に対しては

効果がありません

(そもそものプログラムが異なる)

 

日々の生活に集中している

狩猟採集民に対して、

我々現代人はあまりに遠くの未来の

ことを考えてしまう癖があります。

 

(狩猟採集民の「はっきりした不安」に対して、

現代人は「ぼんやりした不安」と表現できる)

 

(簡単に言えば)現代人は未来を見据えて行動することが苦手である 

 

その苦手を補完するために、

スケジュールや暦、

カレンダーといった概念が発明されたと

考えると理解しやすいかと思います。

 


炎症と不安などへの対策

 

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(現代人も何かと大変なんだよね)

 

各種炎症への対策

 

では具体的な対策を、

各種問題点から考えてみます。

 

まず炎症の原因の一つである

内臓脂肪についてですが、

これは食習慣の改善と

定期的な運動しかありません (๑•̀д•́๑)

(ダイエットの1択)

 

運動の習慣化については、

過去記事でまとめてあります。

www.takumiate.com

 

ステッパーを毎日少量ずつ

踏んでみるのもオススメです。

www.takumiate.com

  

また腸内環境の改善も

炎症対策にとても有効です

 

現代人は善玉の腸内細菌が少なくなっており、

細菌のエサとなる食物繊維なども不足がちです。

 

結果、腸の細胞に細かな穴が開いてしまう

「リーキーガット」が起きてしまい、

血管に有害な物質が混入するなどして

慢性的な炎症状態を引き起こします。

 

これは原因が分かりづらい

慢性疲労症候群」の一因でもあるので

早急に対策が必要となります

 

納豆・ヨーグルト・キムチなどの

多種類の発酵食品を定期的に摂取し、

細菌を育てるための食物繊維が多く含まれた

食品を摂取するよう心がけましょう。

(りんごやごぼう、寒天やキノコ類等)

 

腸内環境を整える、

「プロバイオティクス」

などのサプリも大変効果的です

 

自分はビフィズス菌酪酸菌が

配合された「腸活革命」を愛用中。

(慢性的な便秘・下痢に効果を感じてます)

 

【 腸活革命 】

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他にも手軽にネットショッピングで

買えるものがたくさんあるので、

一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

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遠い未来への不安への対策

 

不安感はどうすればいいの?

 

最短でメンタルを安定させるのであれば、

こちらの記事が参考になると思います。

www.takumiate.com

 

書籍内では、

「未来を今に近づける」 

 という方法を紹介してました

 

要は、5年後の自分がしっかり

現在の自分と繋がっているのか?

 

現在の自分と未来の自分との

距離感が近いかを考えてみるということです。

(未来にリアリティがあるかどうか)

 

なお、目標ではなく

「価値観に重きをおく」のも有効な手段です

 

医者の試験に合格する!

 

というのは目標ですが、

(尊敬する医者のような)

他人にしっかり貢献できる人間でありたい

 

と考えるのが価値観となります。

 

(試験の合格だけに囚われると

合格・不合格の二者択一により不安が増大する)

 

価値観への思考シフトは、

あらゆることに応用できる

考え方なので、是非意識してみましょう。

 


パレオさんの『最高の体調』を読んでみた まとめ

 

今回の記事のポイントはこちら

 

  • 「人類の進化と現代のミスマッチ」について理解する

  • 炎症による心身へのリスクは高い

  • 遠い未来への不安は「誤警報」なので対策が必要

  • 腸内環境の改善は、すぐにでも手がつけられるのでオススメ

 

ちなみに今回の内容は、

『最高の体調』の一部にしかすぎず、

 

他にもストレス対策についてや、

日常的な環境や孤独への対策

 

などかなり読み応えがあり、

かつ具体的な行動などを示してくれてます。

 

また手軽なストレス対策として、

自然などに触れる時間を増やすべき

とも書かれてました。

(これは今度別記事でまとめます)

 

かなり実践的であると同時に

「読む人の状況次第」で、

評価が分かれそうな1冊ではあります

 

最初は自分も?が浮かびながら読んだのが本音

 

是非、今回の内容に興味を持てた方は、

「有意義な人生を送るため」

のヒントが満載の1冊なので

手にとって読んでみてくださいませ。

(メンタリストDaiGoさんも絶賛!)

 

ではまた更新します。

そんじゃ、またね!

 

【 最高の体調 】

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