タクミの帰宅塾

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裕福になりたいなら自分のために働くのが正解?人類史から「会社の発展は従業員の幸福に繋がらない理由」を考えてみる

どうもこんにちは。

タクミです。

 

(現在進行中で)

こんな書籍を読んでいます

 

【サピエンス全史(上)】

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(過去の歴史をひもときながら)

人類の発展は果たして幸福に繋がったのか?

を考えるという読み応えある書籍。

 

その中で特に印象に残ったのが

種としての生き物の発展は、

個々の幸福度に寄与しない」という内容。

 

(これを自分なりに応用して) 

人類、はたまた働くサラリーマンの

幸福度について掘り下げて考えてみます。

 

では参ります!

 


 

 


全体の発展と個の幸福は別であるという話

 

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狩猟民族から農耕民族になることで数の有利性が生まれた

 

(残酷な真実ですが)

あなたが会社のために働くことで、

自分も利益に与れると

思っているのであれば、

それは大きな間違いだと言えます。

 

これは我々の先祖が

(個の幸福を優先するという意味では)

そもそもの選択を

誤ってしまったことが発端だと考えられます。

 

その昔、

狩猟民族だった我々の祖先は、

小麦などの発見により

農耕民族へと変化していくことになります。

 

農業が盛んになることにより、

人類が得た最大のメリットは

 

より多くの人間を養うことができるようになった!

 

狩猟民族から農耕民族へと変化を遂げたことで、

(より多くの個体に対して)

安定した食事の供給が可能となり、

より多くの人間を養うことができるようになりました

 

その結果、

種としての発展を遂げることができた

というのは間違いない事実かと思います。

 

しかし、ここで考えたいのが

 

・・・本当に種としての発展が、個々の人間の幸福に結びついたのか?

 

もう少し掘り下げて考えてみます。 

 

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(どことなく物憂げなはなわ

 

増えていく子供のために働き続ける農耕民族

 

狩猟民族の一つの集団が

多くても100人程度だとすると、

農耕民族はその10倍の1000人規模の

集団を形成することが可能になりました。

(食事の安定供給による変化)

 

・・・が、しかし。

 

『サピエンス全史』によると、

実は農耕民族よりも

狩猟民族の方が多様な食事によって、

キチンと栄養を摂っていたと考えられるそうです。

(肉・果物・木の実諸々)

 

農耕民族は小麦や稲、ジャガイモなどにより

多くの人間に安定して食事を

供給できるようになりましたが、

 

その一方で、

農業を継続して営まないといけない

という毎日の労働の義務

生じることになります。

 

(単一的な食事の影響で、

栄養は偏るばかり!)

 

確かに、狩猟民族も決して

全てに恵まれていたわけではなく、

  

(例えば)

歩けなくなった老人や、

足を引っ張る子供などへの

厳しい措置などは確かに存在したようです。

(狩猟民族は移動することが前提の集団)

 

また、

狩りの途中で命を落とすリスクなども

あったことも想像できます。

 

しかし、毎日の労働面では、

(かなり厳しい環境を想定しても)

 

3日に1回程度の狩りと、

毎日数時間の採集で、

十分集団の存続が

可能だったと考えられるそうです。

 

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人類の発展は個人の幸福に直結するわけではない

 

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必ずしも人類全体の数が増えることが

そのまま個人の幸福には繋がりません

 

(これは家畜などにも当てはまり)

 例えば牛という生き物は

地球規模で言えばかなり繁栄しており

成功していると言えますが、

 

その一方で、肉食用として育てられ、

(わずか4ヶ月たらずで)

我々の食卓に運ばれる子牛の

生き物としての満足度

は果たして高いと言えるのでしょうか?

 

絶滅危惧種の生き物の方が、個体としての満足度は高い(かもしれない)

 

という考え方も

十分成立しうるのです。

 


会社のために働くという発想が不幸になりやすい理由

 

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会社が大きくなっても、ただの従業員は裕福にはならない

 

人類、はたまた家畜(牛)の話をしてきましたが

現代社会における一般的な組織として

「会社」について考えてみましょう。

 

 会社を一つの集合体として考えると、

「お金」を栄養にして、

さらにお金を増やしていく営利活動集団

という風に考えられます。

 

最初は一人、二人で始めた会社が

お金を増やすことに成功した場合、

何が起きるのでしょう?

 

そうだ、従業員を増やそう(京都へいこうのノリ)

 

すると従業員Aが加わり、

更にお金を増やすことに成功したなら

従業員B・Cへと続いていきます。

 

ではここで質問です。

 

従業員Aは、果たして裕福になれるでしょうか?

 

答えは残酷ですが

NOであるケースがほとんどだと

考えられます。

 

農耕時代から続く過ちを繰り返している人類

 

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会社というのは、お金を儲けたら

その分、従業員を増やすことに

お金を使う習性があると考えられます。

(拡張思考・会社の繁栄)

 

これは過去に個の満足よりも、

全体の繁栄のために狩猟スタイルを捨て、

農耕民族へと切り替えた

ご先祖様たちと同じ思考回路だと言えます。

 

社畜と呼ばれる人間の思考回路として、

 

会社のために働くのが自分が豊かになる唯一の方法!

 

といったものが挙げられますが、

 

決してこの考えでは豊かにもならなければ

労働時間は減ることはなく

下手をすれば増えていく一方だと考えられます。

 (新人を養うために働く上司のイメージ)

 

従業員は身を粉にして働いても、

決して満足するリターンなどは得られず、

新たな新人の獲得(はたまた社内留保)

などにお金を充てられるのが関の山なのです。

 

会社側が利益の最適分配を社員に行う可能性

 

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経営者が優秀なら、儲けたお金を従業員に分配するんじゃないの?

 

これはほとんどありえないと思います。

 

(というのも)

企業が拡張思考で進んでいるということは、

利益の分配がハナから頭にはないことの

一つの証明だと考えられるからです。

 

利益の分配が優先事項なら、そもそも人を増やす必要がない

 

途中で成長の上限を見極めて、

もっとも効率的な従業員数を確保し、

引き際を見定められる

経営者などは稀であり、

 

拡張路線でひたすら突き進む経営者が

多いのが、この現代社会の現実

 

なので、いくら人を増やしても

途中で会社の成長は頭打ちになり、

人材コストに見合った稼ぎは

ほとんど期待できなくなります。

 

(その結果)

今まで稼いだ分は決して自分に

回ってくることはなく、 

 

会社の存在を継続するために

使用されることは必然なのです。

 


裕福になりたいなら「自分のために働く」のが定石である

 

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ということで、

仕事のやり甲斐などは

人それぞれだとしても、

 

「得られるリターンの効率性」を考えたら、

会社のためなどではなく、

自分のためだけに働くのが

一つの正解だと言えます

 

これは人類の幸福を祈っている人間が

必ずしも幸福になれないという

ケースと同じなのかもしれません。

 

会社が大きくなったとしても、自分の生活レベルの向上はあまりない(実体験)

 

(そう、今回の内容は全て)

自分の所属している会社をモデルにしており、

読んだ書籍を参考にさせてもらった上

での考察記事となります。

 

なので人によっては

全く違う答えが導かれるかもしれません。

(むしろそうあるべきだと思う)

 

幸福などというのは、

大いに主観が交じり指標化するのは

困難なものです。

 

そういった複雑な題材である

「幸福」という存在に対して、

 

新たな観点をもたらしてくれる意味でも

『サピエンス全史』は

価値がある一冊だと思います

 

ノウハウ系に飽きていた自分にとっては

非常に有意義な読書時間を過ごせております。

 

ぜひ気になった方は、

手にとって読んでみてくださいませ (๑•̀д•́๑)

 

また更新します。

そんじゃ、またね!

 

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