どうもこんにちは。
タクミです。
(久しぶりの投稿)
公開初日にこんな映画を観てきました。
【 ザ・ファブル 】
監督:江口 カン
主演:岡田 准一
キャスト:木村 文乃・山本 美月
福士 蒼汰・柳楽 優弥・向井 理
木村 了・井上 脇海・藤森 慎吾・宮川 大輔
佐藤 二朗・光石 研・安田 顕・佐藤 浩市
映画鑑賞にあたっては
大した前知識もなく、
「主演の岡田准一がスタント無しで
ガチのアクションに臨んだ」
という一点のみの訴求ポイントに惹かれて
観てみたのですが、
鑑賞後の感想はと言うと・・・
ガチで身体を鍛えたくなる映画w(岡田准一すげぇ・・・)
鑑賞中に思わず「凄っ!」と、
つぶやいてしまうアクションなどもあり
予想以上に楽しめました。
一方で、
「色々と惜しい映画だな」
と感じてしまう部分が多かったのも本音。
今回はそんな注目の映画
『ザ・ファブル』の
感想や見所などを紹介していこうと思います。
では参ります!
- 映画『ザ・ファブル』とはそもそもどんな映画なのか?
- 映画『ザ・ファブル』の見所を紹介していく
- 敵の存在感の薄さは残念なポイント
- コメディ要素もあるけど「バイオレンス色」が結構強い
- 岡田准一主演『ザ・ファブル』を観てきた感想等 まとめ
映画『ザ・ファブル』とはそもそもどんな映画なのか?
ザ・ファブルの大まかなあらすじ
(ポスター別バージョン)
「 どんな相手でも6分以内に殺す」
そんな伝説的な殺し屋ファブル(寓話の意)。
その仕事は正にプロと呼ぶにふさわしく、
同業者も驚くほどである。
(映画公式動画より:本気モードのファブル)
そんなファブル(岡田准一)を
一流の殺し屋に育てたのは、
同じ殺し屋であり、ファブルの
親代りでもあるボスと呼ばれる男(佐藤浩市)
そんなある日、
とあるマフィアを全滅させた直後の
ファブルに対して、ボスは新たな指令を下す。
「一般人として1年間普通の暮らしをしてみろ」
普通の暮らしをするに当たって、
ボスがファブルに伝えた絶対的条件は一つ。
「休業中は誰も殺すな。
もし誰かを殺したら、俺がお前を殺す。」
そして「佐藤アキラ」という普通の名前と、
一羽のインコを与えられたファブルは、
相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹のフリをして
ボスの知り合いが待つ大阪の街へ向かう。
(映画公式動画より)
こうして、ファブルこと佐藤アキラは
「プロとして」誰も殺さずに、
普通の暮らしを過ごすことになった。
しかし、大阪の街で待ち受けていたのは、
予想を覆す個性的な面々であった・・・。
原作の漫画は読んでおいた方がいい?
『ザ・ファブル』はそもそも、
週刊ヤングマガジンで連載中のコミックです。
【 ザ・ファブル(1) 】
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自分は原作が漫画であることすらも
知らずにニュートラルな状態で鑑賞(笑)
結果、まずまず楽しめました。
(漫画が原作の映画を観る場合、
キチンと原作を読んでから観るべきか
結構迷いますよね・・・。)
ちなみに今回のファブルは映画として、
しっかり独立した存在感を出せており、
原作を知らなくても十分楽しめます。
(というより)
むしろ、原作を知らないまま観た方が
純粋に映画のコメディ要素やアクション
などを素直に楽しめる気がします。
下手に構えて観るよりは、
純粋なエンタメとして鑑賞するべき
映画だと思います。
(バイオレンス要素は強め。
詳しくは後述します)
映画『ザ・ファブル』の見所を紹介していく
① 岡田准一のアクションだけでも観る価値アリ
ひとまず岡田准一さんの、
キレキレのアクションに圧倒されるのは
間違いない映画だと感じました。
(主人公というのはもちろんあるけれど)
一人だけ「別次元の動き」なんですよね。
(映画公式動画より)
映画開始初っ端の
銃撃アクションも、
かなりテンションが上がりました。
(スタント無しで)
「壁を登っていく」シーンも、
あっさりやってのけるのも驚きましたね。
(映画公式動画より:いとも簡単に壁を登る岡田准一 暗い写真ですみません)
普段アクション映画を観ない人も、
『ファブル』の岡田さんのアクションは、
観る価値は十分あると思います。
参考までに、
公式のアクショントレーラー動画も
載せておきます。
② 狂犬を演じる柳楽 優弥の存在感◎
キレキレの岡田さんに
(唯一)存在感で負けてなかったのが
出所したてのヤクザ小島を演じた
柳楽優弥さん。
(映画公式トレーラーより:ヤクザ小島を演じる柳楽優弥)
時代錯誤な
「昔ながらのヤクザ」という役割で、
この映画のキーマンの一人でもあるのが小島。
狂犬というキャラクターは、
バイオレンス的な作品では定番ですが、
ファブルの作中ではかなりの存在感を示していました。
アクションシーンの動きも、
「チンピラ・狂犬的なケンカ戦法」で、
岡田さんとは又違った仕上がりを
見せてくれていました。
(映画公式トレーラーより:落ちていくヤクザ小島と救出を試みるファブル)
岡田さんだけでなく、
「柳楽さんの演技にも注目」すると、
より映画の世界観を楽しめると思います。
③ 数々の無駄と思われる要素
実はコメディ要素も強いのが
映画『ファブル』の魅力(?)
(映画公式トレーラーより:芸人ジャッカル富岡を演じる宮川大輔氏)
映画全体の比率としては、
コメディ3:アクション3:バイオレンス要素4
といった感じのバランスかなと。
随所に細かい笑いを入れて、
観客を飽きさせないよう繋いでいました。
(コメディ要素のおかげで
中弛みが最小限で済んでいる印象)
ただし厳しい見方をすると、
「これを見せたい」というポイントが弱く、
中途半端というような感想も少し持ちました。
アクションを前面に押すのであれば、
もう少しファブルの肉弾戦的なシーン等
を増やして欲しかったところ。
個人的にはコメディ要素も
比較的好きな方向性だったので
大きな不満はありませんでしたが、
「映画全体の構成」という観点では、
厳しい意見も出てくるかなと。
(ストーリー自体も、ドラマの1話程度で
済んでしまいそうな展開で少し物足りない)
敵の存在感の薄さは残念なポイント
とにかくこの映画の一番惜しいところは、
「敵の柱となるキャラクター」が
不在という一点。
一応、ライバル的な殺し屋(福士蒼汰)と、
組の敵対派閥をとり仕切る砂川(向井理)が
柱となるべき存在だと思われるのですが、
各キャラクター的要素が弱く、
(一言で言うと)
岡田さんと柳楽さんに
完全に食われてしまっていました。
(映画公式トレーラーより:ゆとり世代のヒットマンってそもそも?な存在)
(映画公式トレーラーより:敵のボス的存在 砂川を演じる向井理さん)
敵の柱が不在という理由により、
全体のバランス感を欠いてしまって
いるのは非常に残念な部分。
又、(岡田さんの動きが早すぎだったのか)
各アクションシーンのカメラワークが
追いついてない印象も持ちました。
敵の個性不足とカメラワーク、
この二点と共に、
「総合監督の力量」も
少し見えづらかったのも残念な部分。
(要のアクションシーンは、
岡田さんとアクション監督の
貢献が大きいのかなと)
結果、弱いストーリーも重なって、
総合的な力がまとまらず
凸凹した印象になっており、
(端的に表現すると)
「惜しい映画」というのが
率直な自分の感想でした。
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コメディ要素もあるけど「バイオレンス色」が結構強い
映画『ザ・ファブル』を観る際の
注意点を挙げると、
コメディ要素は確かに強いのですが、
映画全体を構成しているのは
キツめのバイオレンス的な要素であり、
死体や殺しのシーンなどは、
強いサウンドと共に、
映像として普通に飛び込んできます。
なので、
(例えばデート等のシチュエーションで)
相手がバイオレンスが苦手な可能性が
ある場合などは避けた方が無難かと。
自分は妻と観に行きましたが、
観終わったあとの妻の感想は、
(アクションシーン目当てだったけど)思ったよりバイオレンスが強かった
という感じでした。
岡田准一主演『ザ・ファブル』を観てきた感想等 まとめ
映画『ザ・ファブル』の
(個人的な)まとめはこんな感じ。
- 予想してたより面白く、観ても損はしない(と思う)
- 岡田さんのアクションと、狂犬を演じる柳楽さんの演技が大きなポイント
- 敵キャラの個性とストーリーは弱い印象
- もう少しで名作にもなれた可能性がある「惜しい作品」
(あまり触れてませんでしたが)
ファブルのボスは結構ツッコミ甲斐がある
キャラクターでした。
「(休業中に人を殺したら)俺がお前を殺す」
とファブルに堂々と宣言していたわりに
謎の行動や詰めの甘さが目立ち、
本当にボスとしての力量があるのか
不明な部分が多く見受けられました(笑)
(映画公式トレーラーより:絶対的ボスの実力とは?)
(佐藤浩市×殺し屋と言うと、
コメディタッチの三谷幸喜監督の
作品のイメージが強いのも一因かもw)
ヒロインの山本美月さんは
可愛いので文句なし。
(木村文乃さんもよかった)
基本的にこのブログの映画レビューは
「 美人女優に甘めの採点」になることも
記事を書きながら判明しました(笑)
最近は真面目な記事に疲れてるので、
エンタメ要素が強い記事を多めに
書いていこうかなと。
(完全にただの思いつき)
では今回の記事はここまで。
また更新します。
そんじゃ、またね!
【 ザ・ファブル(1) 】
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