タクミの帰宅塾

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【読書・書評】劣等感は最高のガソリン?南海キャンディーズ 山里亮太さんの『天才はあきらめた』を読んだので紹介してみる

どうもこんにちわ。

 

タクミです。

 

本日は、山里亮太氏のこの本を取り上げて記事を書いていきます。

 

 

極力ネタバレなしの方向で、

自分なりの感想や面白かったと感じた部分を書いていこうと思います。

 

では参ります。

 

 


 

 


まずは、本に関係する内容で、南海キャンディーズ結成までを簡潔にまとめてみる

 

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名前:山里 亮太

職業:お笑い芸人

コンビ名:南海キャンディーズ

出身大学:関西大学文学部卒業 

生年月日:1977年4月14日(2108年現在41歳)

 

女性にモテたいというモチベーションにより、

お笑い芸人を目指す旨を親に伝えたところ、

関西のいわゆる「いい大学」 と呼ばれるところへの

進学を条件に許可が下りる。

 

・・・が初年は見事全滅となり、1浪決定。

 

予備校時代、チャラつく周りへの劣等感をモチベーションとして、

勉強に奮起した結果、受験成功。関西大学への入学を決める。

 

その後、寮で知り合った先輩の力添えもあり、

吉本タレント養成学校のオーディション合格。

 

吉本NSC22期生としての生活が始まるが、同期の

 

キングコング

 

が研修生の立場ながら、圧倒的なポテンシャルにより大活躍。

 

嫉妬や焦りから、当時の相方にひどい当たり方を繰り返す日々。

 

結果、自業自得の解散へ。

 

絶望から、自分の行動の未熟さに気づいた山里氏は、

自分の今までの戦略や在り方を考え直す。

 

そんな中、たまたまライブで観た、

しずちゃんにボケとしての才能を見出す。

 

そして、当時すでにコンビを組んでいたしずちゃんをなんとか口説き

南海キャンディーズを結成。

 

そこから快進撃が始まる、と思いきや・・・。

 


天才を諦めるまでの失敗の歴史がグッとくる

 

・ 周りとの比較

 

・ 嫉妬

 

・ 焦り

 

・ 怒り

 

こんな負の感情は誰しもが抱くのであろうが、本の著者

山里氏の負の感情のこじらせ方はハンパない。

 

全て自分が傷つかないように自己弁護を繰り返し、

笑いが取れなければ相方に責任をなすりつける・・・。

 

「これこそゲスの極み」

 

と言いたくなるような出来事の連続。

 

例えばこんなエピソードが本の中に出てくる。

 


無名の音楽家だと思っていた女性がなんと・・・

 

一部、本より引用して、山里氏のゲス疑惑を確信に変えていきたいと思う。

 

音楽をやっていると自己紹介した、ある女性シンガーソングライターに向けた

山里氏のセリフがこれである。

 

以下引用。

 

「自分音楽やってるんだってね。どっかで会えたらいいね。

じゃあ俺、今日の寮の昼ごはんカレーだから。早く帰らないと

おかわりできなくなっちゃうから。」

とその場を立ち去った。

引用元:山里 亮太 『天才はあきらめた』

 

そのシンガーライターは、

このエピソードの数ヶ月後大ブレイクすることになる。

 

Darlin,Darlin・・・で有名な矢井田 瞳その人である。

 

これには山里氏も

 

「敗北感たっぷりの笑みを浮かべながら、

いつも彼女の曲を聴いてた。」

 

と当時のことを振り返る始末。

 

Darlin,Darlin,あの日の事 忘れてもいいから

 

おそらく、この有名な歌詞が

山里氏の頭の中でリフレインしていただろうことは

想像に難くない。

(山里氏と書くのに疲れたので、以下山ちゃんで統一)

 


劣等感は最高のガソリンという帯書きについて考えてみる

 

人と自分を比較する事は、不幸度を高める最短の方法である。

 

その不幸を毎日続けていると、山ちゃんが出来上がる。

 

そう思わせるほど、徹底した人との比較。

 

そこに生ずる劣等感の固まり。

 

ただ、この比較はある日、思いがけぬ方向へ変化を遂げる。

 

「差別化」

 

という才能に化けるのである。

 

最初は自己正当化させるためだけに、無駄な比較を繰り返す

山ちゃんであったが、失敗と挫折を繰り返しながら日々学んでいく。

 

そこで、お笑いという世界で生き残るために必須とも言える

差別化へ思考が転換し、その転換時の絶妙なタイミングで

現在の相方しずちゃんと出会いコンビを組む。

 

「願いは現実化する。

しかし、それはあなたが思いもよらない形でもたらされる。」

 

みたいな内容を昔、偉人と呼ばれる人が言っていた気がするが

まんざら嘘でもないのかもしれないと思わされる。

 

ただ、本を読んで、これだけは間違いないと思った事実が一つ。

 

「山ちゃんは劣等感も怒りも悲しみも、走るための燃料にしてきた。」

 

その行動の積み重ねが量となり、質となり、他との差別化となり

お笑い椅子取りゲームにおいて、自分だけの椅子の確保に繋がった。

 

「劣等感も抱いてみるもんだな・・・。」

 

と思ったり思わなかったり。

 


山里亮太さんの『天才はあきらめた』を読んだので紹介してみる まとめ

 

そう、ここまで読んでくれたリピーターさん

(主にはてなブロガー)は

お気付きの事だろう。

 

「あぁ、ゆっくりブログ書く時間なかったんだな。」

 

そう、その通りである。

 

なんて言っても、本が面白すぎて気がつけば日をまたぐ勢い。

 

眠い・仕事忙しい・酒飲んだ。

 

この自業自得の3大言い訳と闘いながらの記事投稿。

 

もはや、見直す気力もない。

 

僕は、ぼんやりとした頭で

 

「公開する」とキーボードで打ったところ

 

「後悔する」と誤訳。

 

まんざら誤訳でもないかなんてビール飲みながら

ボタンをポチッと押して無事投稿。

 

そして、この記事がどんな結果になろうが

知った事ではない。

 

そう、なぜならどんな負の感情も

ガソリンとなり得る事を、この本から学んだからである。

 

「怖いものは何もない。」

 

そんな独り言を呟く自分を、

飼っている犬がヨダレを垂らしながら

不思議そうに眺めている。

 

そして、間違いなくこの本は面白かったよ、イイねの印に

最後の力を振り絞り、リンクを貼りつける。

 

・・・今週は忙しかった。

 

そんな言い訳に包まれながら寝る日も悪くない。

そして劣等感に満ち溢れた言葉を読み進めるのも悪くない。

  

素敵な時間をありがとう山ちゃん、グッドナイト。

 

 

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