どうもこんにちわ。
タクミです。
今日は当ブログの過去記事
『ナルシストは、なぜ成功しやすいのか?』
に関連した、4つの人格パターンを一つの記事にまとめてみます。
本記事は「エッセンス版」なので、
要点のみ、まとめていきます。
過去記事
各人格傾向に関しては、1931年にフロイトが発表した論文
「リビドー的類型について」に基づいてまとめられた
書籍の内容を用いて、記事をまとめております。
では、参ります。
これがフロイト流「4つの人格」の特徴
フロイトが提唱した3つの人格に、時代背景を考えて、
後ほど追加された、計4つの人格の特徴は下記の通り。
① ナルシスト人格(自分こそがルール。イノベーション思考。)
- 人の話を聞かないで、全て自分の頭で考え、自分で結論づける。
- 怒りのボルテージが異常に高い。
- 一度話し始めると止まらない。
- 友達が少なく、孤独感を常に感じている。
- 他人から認められるために、異常なほどの努力をする。
② エロティック人格(愛情を周りに注ぐことが幸せ。)
- 思いやりがあり、人に優しくできる。
- 友人や家族との信頼関係から安心を得る。
- 騙されやすい傾向がある。
- 依存状態に陥りやすい。
過去記事
③ 強迫型人格(ルールは守るべき。伝統重視。)
- 社会のルールに従って生きようとする。
- 几帳面で神経質な傾向がある。
- 善悪を決めてかかる。
- 融通がきかない。
過去記事
④ マーケティング人格(市場価値重視。他人からの評価が自分の評価。)
- 流行やトレンドを押さえることが喜び
- 外見や知性を磨くため、惜しみなくお金を使う。
- 順応性が高い。
- 自分というものについて、深く考えない。
- 市場価値 = 自分の価値。
過去記事
※フロイトが提唱した人格に、「マーケティング人格」は入っておらず、
近代において、新しく追加された人格となります。
各人格の組み合わせと、生産的or非生産的の二点で性格が決まってくる
4つの人格のうち、
「 一番前面に出てくる人格と、
二番目に強い人格との組み合わせのパターン。」
そして、良い傾向が多く出る「生産的なタイプ」
もしくは、悪い傾向が多くでる「非生産的なタイプ」なのかで、
その人の性格や思考パターンが決まってきます。
ナルシスト人格を例に、3つほど例を挙げてみます。
CASE1 : ナルシスト型 + 強迫型人格
生産的であれば、理想的なリーダーになれる可能性が高く、
アスリートの道などでも大成できる可能性がある。
いわゆる革新者としての適性が高い。
非生産的だと、創造的でなく、偏狭主義(パラノイア)の傾向を示し、
権威を振りかざす、官僚的な人間になる可能性が高い。
CASE2 : ナルシスト型+エロティック人格
生産的であれば、世間から愛されるアーティストなど、
カリスマ性と人気を兼ね備えた人間として認識されるタイプ。
(並外れた努力と優しさの共存)
非生産的であれば、誘惑に負け、搾取に溺れるような、
裏社会で生きることを余儀なくされる人生となる可能性がある。
CASE3 : ナルシスト型+マーケティング人格
この組み合わせは、根本的矛盾をはらんでおり、
ナルシスト人格が、人を自分側に取り入れるために、
マーケティング人格を装っているパターンが考えられる。
この人格の組み合わせになったと考える人間は、
「こうありたい!」
という理想が強すぎるあまり、
正確な自己判断ができていないと考えられます。
各人格において、気をつけるべきことを書いてみる
ナルシスト人格の注意点
並外れた努力を前提に、
自己実現を目指せる強みはナルシスト特有のもの。
その反面、孤独にさいなまれ、自分の目標が達成できないと、
周囲へ怒りやストレスをぶつけてしまい、更に孤独感を募らせる可能性大。
人の話を聞くという行為は、この人格には望めないことが多いので、
常に良い意味でも、悪い意味でも、
自分の思考パターンの特異性を自覚しながら、
正しい自信の持ち方を身につけることが重要になってきます。
自暴自棄になり、エネルギーを負の側面へ向けないよう、
十分気をつけることが大事かと。
エロティック人格の注意点
他者への愛情の深さが、この人格の長所でもあり、最大の短所。
愛情の深さが、他者への依存に変わってしまうと、
負のサイクルから抜け出せなくなる可能性が高くなります。
持ち前の優しさから、人への意見などあまりしたがらない傾向がありますが、
時として、しっかり意見を伝え、自分のスタンスを表明することも、
必要なことだと認識しておくことは重要かと。
人間関係や快楽等、あらゆる依存状態に、
細心の注意を払っておく必要があります。
強迫型人格の注意点
ルールを徹底するあまり、効率的でなくなったり、
周りから嫌気をさされる恐れあり。
また、自分の行動パターンが正義であるという思い込みから、
人にも同じことを強いる傾向があるので要注意です。
「ルールを守るべき!」
と、周りの人間に強いるよりは、
ルールを守り、着実に成果を出すことは、
自分特有の強みであると認識することが重要かと。
また意志の力が強い故に、その部分に頼りすぎる結果、
脳が疲弊してしまい、正常な判断ができなくなる可能性もあります。
オン・オフの切り替えを意識することが、他の人格に比べて重要とされます。
マーケティング人格の注意点
人格特有の
「自分のことを深く考えない」
性質があるので、物事がうまく行っている時は、
何も疑わずに前に進めますが、一度つまずくと
自分という支えがないため、非常に脆い一面を覗かせてしまう恐れあり。
他の人格との組み合わせ次第では、
ネット中毒になったり、ブランド品を買い漁ってしまったり、
不安の解消方法を誤った方向へ向けがちです。
刹那的な買い物よりは、体験や人と共感できるような対象へ、
お金や時間を使うことを、日頃から意識すると、
持ち前のアンテナの高さも、より活かせるのではないかと思われます。
ナルシスト人格への対処や付き合う時の注意点
この4つの人格を認識する場合、
良くも悪くも対応に困るのが
「ナルシスト人格」
になると思われます。
ナルシスト人格は、情報発信力などに優れていることも多く、
人に影響を与えやすい立場にいることも多いのですが、
正直に言うと
「ナルシストを見本にすると、痛い目に逢う可能性が高い!」(´・_・`)
例えば、ナルシストは、日頃から自問自答する癖がついてるので、
ある種、孤独であることが当たり前と考えている傾向がありますが、
他の人が、同じ孤独な環境に置かれると、
おそらく病んでしまうと思われます(汗)
また、常軌を逸した努力をする傾向が強いのも
ナルシスト人格の特徴です。
(参考にしようと思っても、理解できないことが多い)
これはどの人格にも言えることですが、
人から勉強したり、人を手本にする場合は、
できる限り、
「同じ人格傾向を示す人間」
の方法を参考にした方が、取り入れやすいことが多いと思います。
また、ナルシスト傾向が強い人間の言うことは、
参考程度に留めておくのが、賢い付き合い方と言えるかもしれません。
自己認識において、少なくとも
・ 自分は、ナルシスト人格の傾向に当てはまるか、違うのか?
・ 自分が一番大事にしている価値観は?
この二点を把握することは、自分を知り、
他人と上手に付き合う意味でも、重要なことだと思います。
尚、強烈な個性の、ナルシスト人格が近くにいる場合は、
距離を縮めるか、それとも距離を置くのか、
そのシーンにおいて、適切な対応の検討が必要になるかと思います。
ナルシスト人格との付き合い方は慎重に!
とまとめたところで、今回の記事はここまでとなります。
4つのタイプのうち、あなたが当てはまる人格型はあったでしょうか?
自分を知る、ということに、
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
また更新していきます。
そんじゃ、またね!
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