タクミの帰宅塾

基本的に、はやく家に帰りたい会社員が見た社内における諸々をユーモア交え書いてます。検索ワード 時間効率 仕事 読書 ビジネス なんかを想定してます。

スポンサーリンク

【人格分析】自分を売り込むプロフェッショナル。「マーケティング人格」について書いてみる。

どうもこんにちわ。

タクミです。

 

過去記事の

ナルシスト人格・エロティック人格・強迫型人格に続いて、

この本を基に、最後の人格タイプを取り上げていきたいと思います。

 

なぜイヤなやつほど出世するのか

なぜイヤなやつほど出世するのか

 

 

今回は、

 

マーケティング人格。」

 

・ 人が何を欲しているのか、すぐに理解できる。

 

・ 自分の市場価値が気になる。

 

・ 他人から認められなければ、何事も意味がない。

 

・ 人格分析などに興味がある

 

といった方向けの記事となります。

 

ナルシストや他の人格の性格傾向、成功・失敗パターンについて、

興味がある方は、過去記事参照してみてください。

 

takumino.hatenablog.com

 

takumino.hatenablog.com

 

www.takumiate.com

 

※著書内の各人格傾向の考え方は、1931年にフロイトが発表した論文

「リビドー的類型について」に基づいて記載しております。

 

※「マーケティング人格」に関しては、フロイトが提唱した他3つの人格に対し、

エーリッヒ・フロム氏によって追加された4つ目の人格となります。

 

では参ります。

 


 

 


マーケティング人格の特徴はこれ 

 

f:id:takumino:20180821143958j:image

 

まずは分かりやすく、マーケティング人格の特徴を挙げていきます。

 

・ 流行、トレンドを押さえることが喜び

 

・ 自己啓発には興味がないが、流行っているのであれば話の種にする

 

・ 外見や知性を磨くため、惜しまずお金を使う

 

・ 変化に対応するのに苦労しない

 

・ 人脈作りに長けている

 

・ セールス関係のあらゆる分野で活躍できる

 

・ 自分というものについて、あまり深く考えない

 

・ 市場価値こそが、自分の価値だと考える

 

と、現代的なイメージの言葉が並んでおります。

 

実はマーケティング人格は、フロイトが提唱した人格には含まれず、

脱工業社会であった1970年代に生まれた、フロイト死去後の概念のため、

 

「社会からの要求の変化に伴い、新しく提唱された人格」

 

という部分が、他の人格と比べ、異質な人格と言えると思います。

 

尚、マーケティング人格を語る上でのキーワードは

 

「自分に対する市場価値はどの位なのか?」

 

になります 。

 

あらゆる行為が相対的で、他人から認められなければ何事も意味がないと考えます。

 

そのため、他の人格と比べ、自分を売り込むのが非常に上手い傾向があります。

 

欠点としては、市場価値やトレンドを気にするあまり、

自分の仕事にじっくり向き合うことができず、

人生の指針を失い、自信を失う可能性があります。 

 

長所が発揮できれば、一躍、時代の寵児となりえますが、

短所が強くなると、自分という存在が確立されていないことが裏目に出て、

不安だらけとなり、鬱などの精神病も発症しやすくなります。

 


マーケティング人格に向いている仕事、向いてない仕事

 

f:id:takumino:20180821144317j:image

 

市場の変化に本能的に対応でき、

人脈を形成することにも長けていることが多いので、

次のような仕事には適性があると言えます。

 

・ セールス関係のあらゆる分野

 

・ 広報、娯楽、メディア関連

 

・ コンサルティング関連

 

・ 広告、アフリエイト関連

 

・ 人材紹介関連

 

とにかくマーケティング人格は苦労せずに、時代のニーズに応じることができるので

現代社会では、比較的多いタイプで、万人がある程度のマーケティング要素を

抱えて生きている状態と言えます。

 

しかしながら、目立った弱点がないことは、そのまま

マーケティング人格の弱点に繋がる可能性があります。

 

この部分は、また後ほど詳しく書いていきます。

 

尚、職人気質のような

忍耐等を求められる仕事には、

あまり適正がないと言えるかもしれません。

  

尚、マーケィング人格も、他の3種類の例に漏れず、

他の人格との兼ね合いで、大きく性格が異なってきます

 

そのあたりを詳しく書いていきます。

 


マーケティング人格の長所、短所を他の3つの人格と絡めて書いてみる

 

f:id:takumino:20180821201721j:plain


先ず、他の3つの人格について、簡単に触れておきます。

 

ナルシスト人格

 

→他人に興味がなく、自分が選んだ道で常軌を逸する努力をする。

→大きな成功を収める場合もある

→孤独で失意のまま、人生を終えることも少なくない。

 

エロティック人格

 

→他人を助け、力になりたいと考える。

→温かい性格で、賞賛されやすい。

→人間味に乏しい環境や職場などは苦手。

 

強迫型人格

 

→これまでやってきた伝統を重んじる

→ルール重視。物事全般、〜しなければならないと考える。

→努力家傾向(アスリートに多い)

 

これらに、マーケティング人格を加えた計4つの組み合わせで、

性格傾向が決まってきます。

 

「良い傾向が多く出た場合は生産的

 

「悪い傾向が多く出た場合は非生産的

 

と定義して書いていきたいと思います。

 


 

CASE1:マーケティング・ナルシストの場合

 

この人格の組み合わせ自体に、矛盾が生じ、

ナルシスト人格が相手を取り入れるために、マーケティング人格を装うことは

考えられるが、そもそもの人格の組み合わせとしては無理があるとのこと。

 

これに当てはまると考えた人間は、

 

「こうありたい」

 

といった気持ちが先行してしまい、正確な自己判断ができていないと考えられます。

 

もっと独立心を持たないといけない(持ちたい)、

他人の思惑を気にしてはいけない(気にしないようにしたい)等。

 


 

CASE2:マーケティング・エロティックの場合

 

生産的であれば、ネットワーク作りに重点を置き、

他人を助ける仕事から経済的・社会的利益を得ることを重視する。

 

非生産的であれば、外見をつくろって他人の要望らしきものに応えておけば

自分は愛されるはずだと思い込む傾向があります。

 

結果、ブランド品を買い集めるなどの

いわゆる買い物症候群などを発症しやすいので、注意が必要です。

 


 

CASE3:マーケティング・強迫型の場合

 

生産的であれば、コンサルタントとして非常に優秀なタイプとなる。

問題に耳を傾け、かつ体型的に物事を処理できる。

 

また、有益なネットワークも作ることができ、

顧客の心を上手に掴むことができます。

 

非生産的であれば、自分で処理しきれる以上の情報にアクセスしてしまい、

新しいことを求めてネット中毒になったり、最新の書籍・雑誌・新聞などを

買漁る傾向にあります。

 


マーケティング人格が特に気をつけなくてはならないこと

 

f:id:takumino:20180821144735j:image

 

マーケティング人格が陥りがちな問題として、

 

「自我の喪失」

 

が起こりやすい点だと言えます。

 

周りのニーズに合わせられるが故に、本来頼るべき自我を見失ってしまい

不安を訴えるようになっていったり、

 

「自分は、しっかり事に臨む準備ができているだろうか?」

 

と問いかけるのではなく、

 

「ちゃんとした服はあるか?人から良く見られるだろうか?」

 

ということを、終始考えてしまうようなケースが考えられます。

 

よって、中身よりも外見にとらわれた、

浅はかな人間になってしまう可能性があります。

 

自分を売り込むことに熱中しすぎて、他人から学ぼうという発想を、

あまり持たないのも、マーケティング人格の弱点と言えます。

 

尚、これは僕の個人的な考えですが、マーケティング人格の傾向が強い人は

そつなく、平均点以上の物を作る能力は高いのですが、

悪い意味で癖がないというか、

 

「突き抜けた」

 

印象の物を作らないイメージが、正直なところあります。

 

マーケティング人格の、弱点の一つなのかなと感じてます。

 

まあ、時代が必要としてないといったら、それまでなんでしょうけど。(悲)

 

そのあたりの僕の気持ちを、非常にストレートかつ上手に表現されている

ブログを発見したので、リンク貼らせていただきます。

 

ブロガー新年会に参加して「【はてな】はもう死んだ。」と思った話 – 青二才は振り向かない!!

 

あっ、僕も【はてな民】だった・・・。

タイトルが刺激的だけど、まあいいか。(笑)

 

マーケティング人格の人は、

 

「自我の存在を失くしてないか?」

 

「頼るべき中心となる核を持っているのか?」

 

と自問する癖をつけた方が、無駄なリスクを避けられる気がします。

 


人からの評価が自己評価。「マーケティング人格」について書いてみる。まとめ

 

ということで、フロイト流人格分析シリーズ

 

マーケティング人格」

 

についての詳細を書いてみました。

 

口を酸っぱくして、何度も言いますが、

 

この4つのカテゴライズは、非常に実践的な考え方だと僕は思っております。

(過去記事でも何度も同じことを繰り返し言っている自分・・・。) ( T_T)

 

是非、過去記事の他の3つの人格も観て参考にしてもらえればと。

 

※特に、この著書の肝となるナルシスト人格についてはオススメ記事です。

www.takumiate.com

 

今後、リンクの貼りやすさなども考慮して、

4つの人格をまとめたエッセンス版のアップも考えてます。

 

著書内には、自分の人格を確認する

アンケート方式の人格診断方法も記載しているのですが、 ブログ形態には

不向きと判断して、今回は割愛してます。

 

是非、しっかり自分の人格傾向を確認したい方は、

紹介している本を手にとって読んでみてもらえれば幸いです。

 

また更新していきます。

 

そんじゃ、またね。

  

なぜイヤなやつほど出世するのか

なぜイヤなやつほど出世するのか

 

 

※ブログ管理者タクミは、ツイッターでフォロワーさん募集中です。 

相互フォロー歓迎なので、気軽にコメント等いただけたら嬉しいです。

タクミ (@takumijyuku07) | Twitter

スポンサーリンク