どうもこんにちわ。
タクミです。
「ナルシストは、なぜ成功しやすいのか?」
後編となります。
当記事はこの本を基に、作成してます。
後編の内容は
生産的という定義について・非生産的なナルシストの特徴・ナルシストへの対処法
・ナルシスト型リーダーは本当に必要なのか?
又、サイコパスと混同されがちな部分についても記載してます。
前編記事はこちら (ナルシスト人格の特徴、他の人格の傾向、性格の決まり方、
ナルシスト人格の強みなど記載してます。)
では参ります。
- 人格分類における、生産的・非生産的という定義に関して
- 非生産的なナルシストの特徴
- ナルシスト人格とサイコパスって何が違うの?
- ナルシスト人格への対処法
- ナルシスト型リーダーは、果たして必要なのか?
- ナルシストは、なぜ成功しやすいのか?総合まとめ
人格分類における、生産的・非生産的という定義に関して
著書の一文が分かりやすかったので 引用いたします。
「生産的」という言葉は、それぞれの人格タイプが見せる最良の側面を表す。
反対に、最悪の側面は、「非生産的」という言葉で表す。
全ての人格タイプにおいて言えることですが、
強みがあるということは、弱みもあるということです。
上手く強みを生かせれば、その人格の良い面を表すことができます。
生産的なタイプと言えると思います。
一方で、弱みが前面に出てしまい、悪い面が目立つようであれば
非生産的なタイプと判断されます。
特に、ナルシスト人格は特性上、人の話を聞かず、
自分で考えることを続けた結果、孤独になり、
非生産的な状況に陥る可能性が高くなります。
現実感覚を失いやすいタイプなのです。
では、具体的に非生産的なナルシストの特徴を挙げてみます。
非生産的なナルシストの特徴
前回の記事で詳しく書きましたが、先ずはナルシスト人格の強みを簡単に
おさらいしておきます。
・ 常軌を逸した努力が可能
・ ヴィジョンを描き、意味を作り出す
・ 独自に考え、リスクを恐れない。
・ 情熱的でカリスマ性を感じやすい
とても魅力的な言葉が並んでいますね。ある種、突き抜ける可能性が
高い項目が多いのが、ナルシスト人格の特徴です。
では、非生産的な側面が強くなると、前面に出てくる特徴を下記に記載します。
・ 批判してくる人間を、とことん追い詰める
・ 異常なほどの激怒と罵倒
・ 敵か味方かの二極思考
・ 偏執主義。パラノイア(誇大妄想)
・ 極端な競争意識
・ コントロール過剰
・ 誇張(もしくは虚言)を多用する
・ 人との交流を一切持たない
ホラーじみた項目が並んでおります。(笑)
非生産的なナルシストは、多くの場合、ビジネスを構築することができず
メインシーンに躍り出ることは少ないです。
犯罪に手を染めたり、カルト的集団を構築しようと考える人間も多いです。
(サイコパスも同様の傾向がありますが、両者の違いについては後述します。)
そもそも、ナルシスト人格は人との交流に原則興味がないので、
創作物等が一切人に知られることなく、人生を終えることも珍しくありません。
(交流を図る際は、あくまでも自分に意義があるかどうかで考えている)
絵描きのヴァン・ゴッホの、死後に評価された例などは、
ナルシスト人格が持つリスクに関して、凄く理解しやすいかと。
ただ、こういった負の側面は、生産的なナルシストも持っており、
前面に出ることも少なくありません。
強みと弱みの両輪のバランスが重要なのです。
そして、負の側面を上回るほどの、強みが発揮できるかどうかが
ナルシスト人格にとって、死活問題になってきます。
又、これは個人的な考えですが、ナルシスト人格は他の精神的疾患
(例えば、鬱・誇大妄想・人間不信等)を
抱えるリスクが他の人格より高い気がします。
ナルシスト人格という自覚がある人ほど、
より心身の健康管理に気を配ることが重要かと思われます。
貪欲な学習意識を、誤った方向へ向けないように気をつけましょう。
ナルシスト人格とサイコパスって何が違うの?
まず、サイコパスをの特徴をウィキペディアより引用させて頂きます。
- 良心が異常に欠如している
- 他者に冷淡共感しない
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 責任が全く取れない
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
引用元:精神病質 - Wikipedia
確かに、ナルシスト人格と混同しやすい特徴ですが
決定的な違いは
「感情を感じることができるかどうか」
ナルシストは人格は、あくまでも自己愛が強すぎるため、他者への配慮が
相対的に欠けているとみなされますが、感情の存在は認識しています。
サイコパスは、そもそも感情を感じる機能が欠落していることが多いのです。
ドナルド・トランプは個人的にナルシスト人格の典型例だと思いますが
サイコパスとかというと、疑問が生じます。
(これは感覚の問題なので言い切れませんが・・・。)
悪質なサイコパスは、人間を人間だと認識していないことも多いです。
そういう人間的発想自体を持たないのがサイコパスの特徴かと。
サイコパスの負の側面がやたらメディア等に取り上げられがちなので、
サイコパスの強みも時間を見つけて記事を書きたいなと。
サイコパスについての書籍も販売されてます。
(入門書として、読みやすいかなと。物足りない部分も若干感じました。)
ナルシスト人格への対処法
ここまでで、ナルシスト人格の概要は分かって頂けたかなと。
では、ナルシスト人格が近くにいて困っている方向けに、
いわゆる「あしらい方」を書いていこうかなと(笑)
ナルシスト人格は、自分のエネルギー量や特徴を自覚しておらず、
他の人間にも自分のやり方が有効であると信じている部分があります。
それを、真正面から全て受け止めていては、間違いなくメンタルが病んできます。
ここで重要なのが、自分自身がどういう人間なのか、しっかり認識することです。
今回紹介している内容に沿って言えば、どの人格タイプに
自分が属するかとうか考えてみることも有効です。
自分の性格や嗜好と、ナルシスト人格が描いているヴィジョンに重なる部分が
あるのであれば、それはやりがいがある仕事になりうるかと。
また、相手の人物がヴィジョンに伴った行動をしているかも重要です。
行動が全く伴っていないようであれば、離れるなり様子を見るなりした方が
無難かと思われます。
ナルシスト人格は、プライベートの場にいると厄介なことが多いですが、
あまり気にする必要はありません。
そもそも、ナルシストはプライベートな人間関係に興味がないので、
生産的なナルシストであれば、
自分のヴィジョンに共鳴する人間を探しに、勝手にいなくなります。(笑)
言い換えると、いつまでも同じコミュニティに属そうとするナルシスト人格は
非生産的なタイプである可能性があります。
対処法をまとめると
・ 仕事上の付き合いであれば、自尊心を捧げずに、やれることに集中する。
・ プライベートであれば、勝手にいなくなるのを待つ
・ それでも無闇に絡んでくるナルシストとは距離を置く。
あくまでも、ナルシスト人格に苦手意識がある場合です(笑)
特に、嫌でなければ大きなリターンを期待できる場合もあるので
人脈形成しておいて損はないかもしれません。
ナルシスト型リーダーは、果たして必要なのか?
世の流れとしては、理解力があり、共感性を示し、優しいリーダーが
理想的という風潮がありますが、ナルシスト型リーダーは必要とされているのか?
これは環境によるとしか言えません。
職場が、全く変化を好まないようなところであれば、ナルシスト人格は不要、
どころか厄介者扱いされることが多くなるでしょう。
しかし、一方で変化を望む、もしくは変化しないと生き残れないような環境であれば
ナルシスト人格は力を発揮します。
そして、強い組織というのは多様性を重視するというデータもあります。
多様性を考えた時には、ナルシスト人格は不可欠な存在かもしれません。
なんて言っても、一番異質なタイプには違いありません(笑)
この世の中の天才と言われる人間は、多くがナルシスト傾向が強い人間だと
想像できます。
そして、天才が作った文化や創造物によって
社会が形成されているのは否めない事実だと思います。
ナルシスト型リーダーは不滅の存在である。僕はそう考えています。
ナルシストは、なぜ成功しやすいのか?総合まとめ
ということで、ナルシストについての記事はここまでです。
ナルシスト=治さなきゃいけない
みたいな考えに対して、疑問があったので今回の記事を書いてみました。
当ブログを観てくださっている方に、少しでも有意義な情報に
仕上がっていれば幸いです。
時間を見つけて、他人格の詳細も書いていこうと思います。
そんじゃ、またね。