どうもこんにちわ。
タクミです。
今回はこんな本を読んでみたので、感想なりを書きたいと思います。
9割の会社はバカ
著者
石原 壮一郎氏(コラムニスト)
三矢 晃子氏(特定社会保険労務士)
日本の会社は、実は無知でバカ?
もしあなたが
「雇われている側(従業員)より、雇っている側(会社)の方が、はるかに強い立場だ」
と思っているとしたら、その考えはいますぐあらためましょう。
※書中より引用
とまあ、結構過激なタイトルや序文で、全国の社長さんたちがムムッ(T . T)としそうな
気がしますけど、読了感としては、かなりマイルド。
各会社トラブルや場面に対して、労務管理等のプロである特定社労士の方が
基本的に一問三答形式で、よりベストに近い答えを提示していく本。
そもそも、タイトルにある通り
本当に日本の会社は無知でバカなのか?
に対して、僕は思いました。
「その通りです(笑)」
その通り
なんですが、その会社はバカという現実は、会社の社長や役員だけでなく、
働いている従業員(僕含む)全体の、そもそも会社で働くということへの
知識不足が招いている結果かと思います。
だって考えてみてください。
日本における会社の歴史って、長くても100年前後ですよ?
未だに会社という存在は進化過程であって、全く完成されていないものと
思った方がいいのかなと個人的に思います。
「基本的に、会社ってフットワークも重いし、話もろくに聞いてくれないし
俺の上司なんかひどいもんでmmmmmm」
と、気を抜いてしまうと会社内の愚痴を書き散らしてしまう位
会社って洗練されたものではないのかなと思います。
そもそも人間の集合体でもって、会社を形成しているのだから
問題はあって当たり前。
人間の生き方なんて、失敗の連続ですしね。
(極論)
まあ、凄いホワイト企業に勤めていて愛社精神に溢れている方がいたら
怒られちゃうかもしれないけど、会社にはあまり期待しない精神で丁度いいかなと。
そもそも理不尽なものという認識からスタート、良いところがあれば
加点していくスタイルで、フレッシュマンの方々には頑張ってほしい
(なんの話?)
基本、会社ってバカ
この認識は間違ってないと思います。
給与明細で分かること
個人的に、書内で面白いなと思ったところが、給与明細の項目の重要性。
著者曰く、給与明細の項目を確認するだけで
ある程度、ホワイト企業かブラック企業かの判断がつくとのこと。
手当が充実しているかどうか確認するだけでも、他社との違いが分かったり。
基本給や手取りの金額だけに目が行きがちですが、本当に今勤めている会社
が自分を大事にしているのかどうか。
もう一度、給与明細にじっくり目を通してみましょう。
できれば、自分の収入の項目や金額は家計簿アプリなので、しっかり
記録しておくことをお勧めいたします。
ちなみに、僕の経験談ですが、今勤めている会社の賞与が理不尽に下がったことが
あるので直訴したことがあります。
しかし、社長は前期ベースより上げているの一点張り。
埒があかないので、自分のスマホの記録を見せて納得させ、二度と同じ目に遭わない
ように自衛したことはあります。
その後、理不尽な賞与金額になるということは一度も起きていません。
ちなみに、賞与が下がった原因は、一時期、僕が入院していて働けなかった年の
賞与をベースに経理担当が計算していたとのこと。
この一件からして、決して会社は万能ではない(むしろやはりバカ)
ことが分かると思います。
結局、この本ってどうなのよ?
色々な内容を網羅しているので、特に現在の会社に強い不満等はないけれど
常識的な範囲で労務問題に触れておきたいといった方にもお勧めできるかなと。
その反面、内容は比較的ソフトなので、あくまでも会社でのトラブルあるあるの
入門書的な扱いになるかなと思います。
これから社会人になる方も、一度読んおいて、手元にあると非常に心強い本である
と思います。
まあ、正直、本の主張している内容を、そのまま伝えられる会社であれば
そもそも大きなトラブルに発展しないだろうなんてことも思いますが(笑)
1時間もあれば読了できるような読みやすい本なので、是非とも軽い気持ちで読んでみてくださいな。
(あくまでも読了時間は目安です。)
そんじゃまた。
9割の会社はバカ:社長があなたに知られたくない「サラリーマン護身術」
- 作者: 石原壮一郎,三矢晃子
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